ハルジオンとヒメジョオンは、帰化植物である。
北アメリカ原産で、大正時代の中頃に観賞用として日本に入って来たといわれている。
ほぼ、日本全国に分布している。特に都会を中心多く見られる。
ただ、ちょっと厄介なことに、両者とも強烈な繁殖力があり、日本原産の植物の居場所
を奪う可能性があって、植物学的には歓迎されない。
しかし、これだけ日本中にはびこっているものを、今更駆除などできるわけもないので、
貴重な植物の繁殖地などに侵入しないよう防御するしかないだろう。
さて、この2つの見分け方には、いろいろあるようだ。
まず、花の時期は、ハルジオンが早く4月~5月に咲く。ヒメジョオンはなんと5月から9月
ころまでも咲く。真夏に見るのは、たぶんヒメジョオンだろう。
草丈は、ヒメジョオンの方が高くなる。ハルジオンが30-80センチくらいなのに、ヒメジョオ
ンは、1メートルを越えることもある。
一番わかりやすい見分け方は、茎を摘まんで折るとわかる。茎の中が空洞のものが、
ハルジオンなのだ。
これからの季節、野原や空き地に出ると、この2つの花がきっと茂っているだろう。ちょっと
知識を持ってみると、見方が変わるかもしれない。
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