Windows10には、「フォト」と言う静止画から動画まで編集できるアプリが付いている。このフォトは、Windows10が更新される度に、新機能が追加され進化している。今後、更に進化する可能性を秘めているが、現時点での動画編集について紹介してみたい。
先に「デジカメ浪漫」の7月16日、19日、21日の3回でレビューした「インターバル撮影」による動画も、音楽を入れることができるので、参考になればと思う。
ただし、動画編集はPCへの負荷が大きいので、一定レベル以上の能力がないと、動かないことを知っておこう。Windows10のフォトは比較的軽いソフトであるが、中級機レベルの能力がないと動かない可能性がある。動いたとしても、いろいろな操作を素早くやってしてしまうと、固まることもある。コツは、フォトの動きを見ながら、ゆっくり操作することだ。
(1)事前準備
初めに、撮影した動画の中から編集したい動画を、動画原稿としてPC内の何処かにフォルダを作って入れよう。
(添付画像が小さくて見えない場合は、クリックで拡大)
【動画原稿の保存】 |
ここでは、左の画像のようにビデオのフォルダー内に「動画原稿」フォルダーを作り、4つの撮影動画を保存して説明する。
その動画は、多摩川に架かる同じ鉄橋を、いろいろな角度から撮影したもので、一つだけインターバル動画を入れている。
次に、Windows10のメニューの中から、「フォト」を捜して開こう。
【Windows10 メニュー 】 |
OSがWindows10であれば、メニュー内の何処かに「フォト」があるはずなので捜そう。
(2)フォトの基本設定
開いたフォトは、これまで使っていないと、ほぼ真っ白な画面が表示される。すでに使っていると、写真や動画ファイルが並んでいるはずだ。
開いたフォトの画面で、下の画像のように右上にある「インポート」と「…」に注目して欲しい。
【フォトの右上部分】 |
「…」をクリックすると、その中に「設定」があるので、それを選択する。
「設定」はフォトの基本的な設定をするところだが、とりあえず知っておいた方がよい2点だけを簡単に説明しておこう。
ソースの中に、下の画像のように「コレクションに追加のフォルダーを含める」とこれまでの検索結果の一覧を次に示します。」があるはずだ。「コレクションに追加のフォルダーを含める」からは、編集する動画フォルダーをフォトに取込む事ができる。
【設定のメニュー】 |
2番目の「これまでの検索結果の一覧を次に示します。」では、フォトが呼び込むフォルダーが表示されるようになっている。初期設定では、Pictures(ピクチャー)になっているはずだ。フォトで編集した動画も保存すると、Pictures(ピクチャー)に保存されるようになっている。
画像では一部だけだが、下にスクロールすると、沢山の項目が出てくる。ここでは、それ以上の説明は省略。時間がある時、他の項目もクリックして、調べるとより理解が深まると思う。
(3)動画原稿の取込み
では、次に編集する動画を実際にフォトに取込もう。前項の「コレクションに追加のフォルダーを含める」からも取込みできるが、下の画像のように「インポート」からやってみよう。
【ビデオフォルダー内】 |
インポートをクリックし、「フォルダーから」を選択 ⇒ 動画原稿を入れているビデオフォルダーを開く。
左の画像のように、「動画原稿」を選択 ⇒「ピクチャーにこのフォルダーを追加」をクリック。
これで、フォト内に動画原稿が取込まれて、下の画像のように表示される。保存した動画原稿が、撮影した月別に並ぶはずだ。
【編集用動画ファイル取込み後】 |
(4)動画の初期作成
ここで、画面の右上にある「作成」を選択して「音楽入りカスタムビデオ」を選択する。
【作成のメニュー】 |
作成のメニュー中には、「音楽入り自動ビデオ」もあるが、試したところよいものにならないので、あくまでカスタムで作成しよう。
「音楽入りカスタムビデオ」を選択すると、取込んだどの動画を使用するかを問われる画面になる。ここでは、あらかじめ4つの動画を選び取込んでいるので、下の画像のように、それぞれの動画の右肩にあるチェック欄にチェックを入れる。
【取込みを完了した画面】 |
そして、もう一度「作成」クリック する。すると、画面が切替わって「選択した項目から新しいビデオを作成します」の案内が表示され、しばらくすると「ビデオの名前」を入れるダイアログボックスが出てくる。
このボックスに「ビデオの名前」を入力するが、この名前は、後から変更できるので、とりあえずの名前でよい。こでは、「多摩川を渡って」と入れてみた。名前を入れ、OKボタンをクリックすると、下の画像のようにフォトの動画編集画面に切り替わる。
【フォトの編集画面】 |
この画面は、3つの領域で構成されている。左上が「プロジェクト ライブラリー」、右上が「確認画面」、下の半分が「ストリートボード」である。赤い枠で囲んだ部分が操作メニューになる。
プロジェクト ライブラリーは、取込んだ動画の原稿が表示されており、削除や追加が出来るように成っている。すでに選んだものを取込んでいるので、詳細説明は省略。
確認画面では、作成した動画を再生して確認できるようになっている。実は、すでにこの段階で、PCが勝手に繋げた動画が出来ている。再生ボタン(白の横三角)を押すと再生できる。もちろんこれは完成ではないので、ここから自分の好みに編集することになる。
ストリートボードは、取込んだ動画原稿の順序変更、カット(トリミング)や効果、テキストの挿入などの編集をするところである。ここでの変更は、確認画面に反映されるようになっている。
今回の紹介はここまで。次は、直ぐに更新予定。
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