LUMIXの最新機種(GX7mk3、G9、GH5S、GH5)のフォトスタイルには、「モノクローム」、「L.モノクローム」、「L.モノクロームD」が搭載されている。これ等のモノクロは、「粒状」の画質調整が弱、中、強の3段階でできるようになっていて、なかなか興味深い。RAW現像に頼らなくても、撮影時にこうした質感を追求できることは、現場での仕上げを望む人には有り難い事だと思う。
3つのモノクロについて、「粒状」の画質調整をOFF及び弱、中、強の3段階で試写してみた。今回は、ブログ上で拡大しても、比較が難しい恐れがあるので、通常の倍の1600ピクセルの画像をアップした。
比較が難しい場合は、ダウンロードして、100%に拡大して欲しい。粒状感がよくわかるはずだ。
撮影場所は、ある公園の建物内(左の画像)である。
使用カメラ:DC G9 レンズ:G 20mm/F1.7 II 露出モード:絞り優先 F5.6
露出補正:なし フィルター効果:OFF
※今回は、それぞれの画像がズレないように三脚&2秒タイマーを使用。
(画像は、クリックで拡大モードに変更)
【モノクローム】
【L.モノクローム】
【L.モノクロームD】
「粒状」の画質調整は、モノクロフィルム写真の質感を追求して生み出したものだという。粒状調整を上手く使えば、古い写真のような雰囲気が醸し出される。
ただし、2L程度の大きさだと、効果が表れにくいかもしれない。やはりA4程度には印刷しないと判らないかと思う。用途に応じて、効果的に使いたいものだ。
次回は、フォトスタイルのモノクロームに、以前から搭載されている4つのフィルター効果を試写してアップする予定である。
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