あるカメラメーカーの開発責任者が、センサー技術は年々進歩しており、大きな
センサーを使わなくても、一定の大きさのセンサーで、フイルムカメラ並みの描写
を得ることができる時代になって来たと言っていた。
その言葉どおり、昨年は、ペンタックスが小型センサーのミラーレスを発売し、ニ
コンも一インチセンサーのミラーレスを発売した。いよい、始めに紹介した発言の
時代が来るのかと思っていた。
ところが、今年のカメラ市場はどうだろう。フルサイズ機が次々に投入されている
のだ。春には、ニコンD800とD800E、キヤノン5D Mark III。これから、ニコンD600、
ソニーα99とRX1、そしてキヤノン6Dが発売されるのである。
いったいどうなっているのだろうか?センサーは進歩しているのではないか?
それは、ある一面において、欲、欲望のなせるところと言わざるを得ない。
より精細な画像を得たい。より暗い場所でも良い画質で写したい。このカメラマン
の欲がフルサイズ機を開発させているのだと思う。
確かにAPS-Cやm4/3であるいは一インチセンサーで、かつてのフイルムに近い
画像を得られるようになってきているのは確かだ。
ところが、人の欲は尽きないのである。フイルムの限界を超えるものをフルサイズ
に求めている、求めるようになって来たとも言えるのではないだろうか?
「デジカメ生活を見る」
「ツマグロヒョウモン」 |
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