話は少し遡るが、富士フイルムは、6月25日に人気のXシリーズで最少となるミラーレス一眼
の「FUJIFILM X-M1」を発表した。7月27日からレンズキットが発売され、ボディ単体は9月か
ら発売されるという。
富士のXシリーズは、クラシックなデザインを採用し、往年からのカメラファンに人気を博して
いる。すでにミラーレス一眼として「Pro1」と「E1」が発売されている。
「FUJIFILM X-M1」 |
そのシリーズに今度は、小型化を図った「X-M1」を投入することになる。「Pro1」と「E1」は他社
のミラーレスより大型で重厚なデザインをしているので、小型なサイズを望む声に応えるため
に「X-M1」を投入するという構図が見える。
実際、私は量販店で「Pro1」の感触を確かめている際、富士フイルムの販促員から声を掛けら
れ、感想を聞かれたので「ちょっと大き過ぎる。もう少し小さければ」と言った記憶がある。
こうした声が、富士フイルムには多数寄せられていたのだろう。「X-M1」はかなり小さくデザイ
ンされているのだ。
実際、その大きさは下記のように、私の愛機「LUMIX DMC-GX1」に非常に近い。重量までほ
ぼ同じなので驚いてしまう。
〇FUJIFILM X-M1:116.9×66.5×39.0 mm 280グラム
〇LUMIX DMC-GX1:116.3×67.8×39.4 mm 272グラム
であるので「X-M1」の発表報道でデザインや大きさを見て、私の気持ちはかなり「買うモード」
になっていた。ところが、製品の詳細を見るにつけ、ちょっと冷めてしまった。
それは、ファインダーである。ファインダーがこのボディサイズでは内蔵できないことはわかる
が、外付けファインダーも用意されないのである。
私を含め老眼者は、四六時中メガネをしているわけではない。背面液晶で撮るには、メガネが
必須となり、メガネを掛けることが煩わしいのだ。ファインダーがあれば、視度調整によって、
裸眼のまま撮影ができるのである。
富士フイルムは、ファインダーが必要なら、「Pro1」か「E1」をどうぞ、と言う戦略なのだろうけれ
ども、私の場合デザインは「X-M1」の方が断然好きなのだ。ぜひ外付けファインダーを開発し
て欲しい。
現在、私は「LUMIX DMC-GX1」の後継機に、可動式のファインダーが内蔵されると言う情報
を聞いているので、その発売を待っている。しかし、もし「X-M1」に外付けファインダーが用意
されるなら、選択肢が増えることになる。ぜひ、そうなって私の心を大いに迷わせて欲しいもの
だ。
「デジカメ生活を見る」
「ハス(ティント処理)」 |
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