2013年4月7日日曜日

LUMIX GH3レビュー その2


次に、ダイナミックレンジ。これもまたEos 40Dや7Dを使ってきた経験から言え
ることは、これ等のAPS-C機を超えていると言える。各種カメラやレンズのテス
トで有名なDxOMarkのスコアでも、GH3のダイナミックレンジはEos7Dに勝ってい
るのだ。数値は、GH3が12.4、7Dが11.7になっている。

ただし、DxOMarkのスコアは鵜呑みにできない。それは、5DmⅢのダイナミックレ
ンジの数値が7Dと同じ11.7になっているからだ。これは、いくらなんでも間違っ
ていると断言できる。使っている経験から5DmⅢのダイナミックレンジが7Dと同じ
はずがない。GH3のセンサーがいくら優秀でも、5DmⅢに勝っているはずがない。
GH3のセンサー面積は、5DmⅢの約1/4なのだ。

私は、RAW撮りが基本なので、白飛びの補正をよくやる。この時、圧倒的に5DmⅢ
は白飛びが少ないのである。また、色飽和も圧倒的に少ない。これだけを見ても、
DxOMarkのスコアの怪しさがわかる。

画質は、スコアではなく、自分の目で見て感じて見極める必要がある。その観点
から見て、GH3のダイナミックレンジは、APS-Cカメラに並ぶかあるいは超えてい
ると言えるのである。

次にカメラの機能、操作性について。巷間、パナソニックのカメラの操作性は、
概ね好評だ。これは間違いなく操作しやすいと思う。GH3になって、露出補正が
独立したダイアルでできるようになっており、さらに操作しやすくなった。

操作性で最も優れた点は、新しく導入されたタッチAFだ。パナソニックの一眼は、
AFポイントを画面上どの位置にも動かすことができるが、このAFポイントを自在
にファインダーを覗きながら、指で動かせるのだ。超の付く便利さであり、これ
を使うと他のカメラが不便でしょうがない。実に優れた機能である。

「その3へ続く」


「デジカメ生活を見る」


「ハナモモ」

「ヤマサクラ」

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