2013年4月18日木曜日

ニコン「COOLPIX A」に触った


ニコンCOOLPIX Aは、APS-Cセンサーを載せたコンデジで3月21日に発売された。
大型センサーのコンデジは、すでにシグマやフジフイルム、キヤノン、ソニーが発売
している。それぞれがいずれも一定の評価を得て市場を形成している。

果たしてこのジャンルで、COOLPIX Aは勝ち組になれるのか?そんな気持ちを持ち
つつ、吉祥寺のヨドバシカメラへ行ってみた。

見た目、触った第一印象は、イマイチ、ちょっと期待外れだと思った。あまりにも小型
センサーを載せた通常のコンデジと変わらなさ過ぎるのだ。開発者は、通常のコンデ
ジからのステップアップ、一眼利用者のサブ機との狙いだろうが、ちょっとツボを外し
ていると思う。

ユーザーは、自分が買うカメラがAPS-Cの大型センサーを載せているのなら、やはり
それに相応しいデザイン、質感が欲しいはずだ。それが少し足りない。これでは満足
しないだろうと思う。いわゆる所有欲が満たされないと思うのである。

WEBの掲示板では、COOLPIX AのAFが遅いとかなり批判されている。それも気にな
って試してみた。確かに掲示板で指摘されているように、AFを合わせる時、レンズの出
入りが大きい気がする。オリンパスのマイクロ一眼が始めて登場した時のAFの挙動に
似ている。それよりもちょっと遅いかもしれない。

デザインや質感が気に入っていれば、AFの遅さも気にならないだろうが、個人的には
欲しいとは思わなかった。

昨日17日には、リコーがいよいよAPS-Cセンサーを載せたGR(コンデジ)を5月下旬か
ら発売すると発表した。GRは、フイルム時代からレンズ性能で名を馳せて来たリコー
伝統の名機である。多くのファンを抱えている。大型コンデジ市場はこれで戦国時代に
突入である。

益々、ニコンCOOLPIX Aは厳しい状況になるだろう。早いうちにバージョンアップで遅
いコントラストAFを改良する必要がある。少なくともそれが無いと勝ち組にはなれない
だろう。


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「ニコン COOLPIX A」
 



「ツツジ」

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