2016年3月31日木曜日

LUMIX DMC GX8その後


GX8を使い始めて、約半年が経過した。使い方にもすっかり慣れ、手に馴染んでいる。スナップから風景撮り、野鳥撮りとオールマイティーに使っている。
価格は当初より下がっているので、購入を検討している人もいるだろうと思う。何かの参考になればと、現段階での評価を、簡単に箇条書きでまとめてみた。評価記号は、次のとおりである。◎大変良い 〇良い △もう一歩 ×悪い
4段階で評価してみたが、×の悪いはなかった。


項  目 評 価 コ  メ  ン  ト
ボディ全体 当初、大きいと思ったボディサイズにも慣れ、違和感なく使っている。大きいレンズを装着してもバランスが良い。ただし、GXシールズとして見ると、デザインの統一性が少ない。そろそろ、GXとしてデザインの基本を固めるべきではないだろうか?前機種のGX7が一番スタイリッシュだったと思う。
画   質 LUMIX史上最高画質がうたい文句だけあって、低感度の画質は、かなりクリアで鮮明。高感度は、日本カメラのテストでは、ISO6400でもノイズが少なく、常用できるとなっていたが、やはり暗部はディテールが崩れやすい。また、何台かのGX8を使ったことがあるが、高感度は、カメラの個体差があるように思う。センサー製造のバラつきだろうか?
ダイヤル類 2段ダイヤル、Fnボタンによるダイヤル機能の切り替えなど、拘りのある操作系になっている。しかし、一方で複雑で紛らわしい部分もあって面倒に思うこともある。露出補正ボタンは、一般に多い右後ろのダイヤルに固定して欲しい。
ファインダー 大きさは、一眼レフの高級機に匹敵する。表示倍率は、0.77倍(35mm判換算)もある。発色も良いし、なんと言っても90度回転させられるので、ローアングルからの撮影が自在になった。現在、最高のファインダーだと思う。
背面モニター モニターもフリーアングルになって、ローアングルからの縦撮りがしやすくなった。発色も良好であり、何ら不満はない。
静止画のAF LUMIXのAFは、コントラストAFだけなのに、かなり早くて正確である。ただ、どうしても逆光やコントラストのない部分に合焦しないなどの弱点もある。最新の位相差AFが100点とすると、90~95点くらいである。一層の研究開発をして、負けないよう頑張って欲しい。
4KフォトのAF 4Kフォトは、GH4から搭載された機能だが、GX8になって驚くほどAFが使えるようになった。上手く使うと、かなり早く動いている動体へも合焦させられる。これは実に素晴らしいことであり、一番評価したいポイントである。
フォーカスセレクト 面白い機能だが、フォーカスエリアが大きいので、マクロ撮影で何度かAFされていない箇所が出た。また、撮影開始時に、AFポイントが表示されないので、違和感がある。まだ発展途上の機能なので、改良されることを期待したい。
Dual I.S.手ブレ補正 世界初のDual I.S.補正を搭載したことを大きく評価したい。恩恵を大きく感じる撮影をする機会は少ないが、安心感が高い。更なる進化と、GXシリーズだけでなく、GHにも広げて採用して欲しい。
機械式シャッター シャッターの感触は全機種のGX7に似ている。GX7に搭載したシャッターの改良型なのだろうと推測する。手に伝わるシャッターショックが大きい。シャッターブレが指摘されているので、さらなる改良を望みたい。

簡単にまとめると以上の様になった。

GX8は、レンジファインダー風の少しレトロな格好をしている。備えている機能は、使い切れないほどテンコ盛りである。どう使い、使いこなすかは、ユーザーの腕次第といえる。各種の設定を駆使すれば、実に使いやすく、オールマイティな使い方に応えてくれる。お勧めできる一台である。


※一番評価した4KフォトのAFだが、3月30日にGH4にもようやくバージョン2.5のアップデートがリリースされ、新しい4Kフォトとフォーカスセレクトが使えるようになった。アップデートしてみると、GX8に並ぶか、それ以上に早く感じるAFになっている。詳しくは、後日テストして報告したい。


『花の共演』




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2016年1月23日土曜日

LEICA 100-400mm F4.0-6.3の国内発表ほか


1月19日、気になっていた「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3」(H-RS100400E)が国内発表された。国内での発売日は、3月10日。メーカー希望小売価格は、税別230,000円だが、大手量販店の価格は、税込みで200,000円を切っている。また、価格COMの最低価格は、現段階で税込み178,840である。

『GX8に装着したLEICA 100-400mm F4.0-6.3



発売日と価格は、ほぼ私が予想していた枠内に収まり、ほっとしている。いくらLEICA名があるとはいえ、実売が20万円を超えるとイメージが悪い。各所の掲示板を見ても、この価格を歓迎する旨の書き込みが多く、即予約を入れている人が多いようだ。

さて、私はどうするか?3月なら冬の野鳥がまだ撮影できるものの、来年まで辛抱しようかと思っているところである。今季は、手持ちのレンズで我慢しながら、価格が少しでも下がるのを待ちたいと思っている。

ただ、ちょと気になるのが、価格COMの売れ筋ランキングがすでに14位になっていることだ。同時期発売のオリンパス「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」が98位なのに、この人気ぶりは異常だろう。果たして私が買おうとした時、月産200台なので手に入るかどうか?そこが問題だ^^;

超望遠の800mmは、野鳥撮影好きの心を擽る。それが手持ちで撮れるのである。マイクロ4/3の画質なら、APS-Cにほぼ並んでいるので、キヤノンやニコンユーザーも大いに気になっている人も多いだろう。描写力の評判によっては、先々大量に4/3陣営へ引っ越して来る事も考えられる。今後の推移が興味深い。

この日、パナソニックが国内発表した製品は、レンズだけではない。コンパクトデジタルカメラの「DMC-TX1」と「DMC-TZ85」の2機種、そして、コミュニケーションカメラ「DMC-CM10」を発表したのである。

『LUMIX DMC-TX1



この内、一番気になるのが、1型センサーの「DMC-TX1」だ。スペックを見るとなかなか魅力的で、かなり気になっている。デザインンも好みである。質感や操作性は、触ってみないと解らないが、写真で見る限り、よさそうに思える。

今回は、生産が遅いようで、まだ実機が何処にもない。いずれ東京のパナソニックセンターに、レンズもカメラも展示されるだろうから、手に取って確認したい。

『4Kフォトでの流し撮り』





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2016年1月11日月曜日

マイクロ4/3(MFT)の超望遠時代開幕


マイクロ4/3は、望遠に有利なフォーマットだと言われながら、これまで真の意味でそれを生かせるレンズがなかった。それが1月6日に、マイクロ4/3の担い手であるオリンパスとパナソニックから、やっとフォーマットの特性が生かせる望遠レンズが正式に発表された。

M.ZUIKO ED 300mm F4.0

LEICA 100-400mm F4.0-6.3


発表されたレンズは、オリンパスから「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」が、パナソニックから「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. Telephoto-Zoom」である。

簡単に言えば、オリンパスのレンズは、300mmF4.0通しの単焦点レンズで、PROの名が付く高級レンズだ。1.4倍のテレコンを装着すれば35mm換算で焦点距離840mmが実現できる。一方パナソニックのレンズは、100-400㎜F4.0-6.3のズームレンズだが、LEICAの名が付き、こちらも高級レンズだ。35mm換算の焦点距離は、テレコンなしで200-800mmとなる。

それぞれのレンズのスペックを上げると以下のとおりだ。

【M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO】
〇焦点距離:300mm(35mm判換算600mm相当)、F4.0
〇レンズ構成:10群17枚(スーパーEDレンズ3枚、HRレンズ3枚、E-HRレンズ1枚など)
〇コーティング:新コーティング「Z Coating Nano」
〇手ブレ補正:有り(VCM機構)、ボディ内補正と連動
〇絞り羽枚数:9枚(円形絞り)
〇最小絞り:F22
〇最短撮影距離:1.4m
〇最大倍率:0.24(35mm換算0.48倍)
〇フィルターサイズ:φ77mm
〇フード:内蔵型
〇重量:1,475g(三脚座含む)
〇寸法:直径φ92.5×227mm(フード収納時)
〇発売日:2月下旬
〇希望小売価格:税込み399,600円
〇現在の価格COM最安価格:287,700円

【LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. Telephoto-Zoom】
〇焦点距離=:100~400mm(35mm判カメラ換算の200~800㎜)、F4.0~F6.3
〇レンズ構成:13群20枚(非球面EDレンズ1枚、UEDレンズ1枚、 EDレンズ2枚など)
〇コーティング:ナノサーフェスコーティング
〇手ブレ補正:有り(POWER OIS)、ボディ補正と連動
〇絞り羽枚数:開口型9絞り羽根/円形開口絞り
〇最小絞り:F22
〇最短撮影距離:1.3m
〇最大倍率:0.25(35mm換算0.5倍)
〇フィルターサイズ:φ72mm
〇フード:内蔵型
〇重量:重さ約 985グラム
〇寸法:直径φ83mm×171.5mm
〇発売日:3月中旬(海外)
〇価格:約1,800ドル(海外)

現段階で、LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3は、国内発表されていないので、国内での発売時期と価格は未定である。これまでの製品の例から推測すると、発売時期は3月中旬から大きくずれることはないだろう。また、価格もこれまでの予測より安くて、20万円を超えることはないだろうと思われる。

マイクロ4/3愛好者にとっては、どちらも魅力的なレンズである。二つの超望遠レンズは、キヤノンとニコンの独壇場である野性動物やスポーツ撮影の分野を揺るがすかもしれない。写りによっては、マイクロ4/3の評価が大いに高まるだろう。

現在、私は超望遠での野鳥撮影は、G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6とキポンのアダプターでキヤノンEF400mm F5.6L USMを使っている。両方とも仕様の古いレンズなので、早く新しいレンズを使ってみたい。買う最終決断は、価格と写りであり、LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3の国内発表を待ち望んでいるところである。

【夕映えを飛ぶシラサギの群れ】




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2015年12月13日日曜日

SLIK 3WAY雲台 SH-837 HD レビュー


10月初め、SLIKの3WAY雲台 SH-837 HDを買った。SH-837 HDは、動画対応の3WAY雲台である。最近のデジタルカメラの機能に合わせ、静止画と動画の撮影ができるように開発されたものだ。これを買おうと思った時、使い勝手を知りたくて、ネット上でレビューを探したが、検索に引っ掛からなかった。ハッキリ言うとあまり売れていないのかも知れないが、現段階での私の使い方にマッチしているので、レビューを書く事にした。

SH-837 HDの上に装着したGX8+Eos400mm/F5.6』

私の買った雲台は、これで4個目になる。カメラ自体を選択するのも大変だが、周辺機器を選ぶのも結構大変である。

約10年前、デジカメを初めて買う時、量販店のカメラ売り場で、大きな一眼レフや三脚などに触りつつ、たとえカメラに凝ったとしても、こんな大きな一眼レフや三脚など絶対に使わない、買わないぞと冷ややかに見ていた事を思い出す。

それが今や車には、カーボン三脚、小型三脚、ミニ三脚、1脚、ビデオ雲台、自由雲台等が積まれ、防湿庫にはフルサイズ一眼レフを筆頭にマイクロ4/3機数台、コンデジ、交換レンズがゴロゴロしている。つい昔を思い出し、自嘲してしまう今日この頃である。

今回、SLIKの3WAY雲台「SH-837 HD」を買ったのは、次の3条件をクリアできると思ったからである。

1.動きモノを追う事ができるよう、動きに一定のテンションをかける事ができ、そのコントロールもできること。
2.大きいカメラやレンズを装着しても、構図を決め、ネジを締めてから、お辞儀をしないこと。
3.大きさと重量が持ち運びの負担にならないこと、かつ価格が安いこと。

簡単に言えば、野鳥の飛翔シーン撮りに使え、かつ風景撮りにも使えることである。実際に使ってみて、かなり満足度が高い。特に飛翔シーンが撮りやすくなった。

『雲台の詳細 1』(クリックで拡大)


『雲台の詳細 2』(クリックで拡大)



これまで使っていたビデオ雲台は、テンションが掛っていても調整できないタイプだったので、テンションが掛り過ぎて、自在に野鳥を追う事ができなかった。SH-837 HDは、テンションを一番緩めた状態での動きが軽く、自在にレンズを振る事が出来る。引っ掛かりもなく、実にスムーズに動かすことができる。上の写真のとおり、コントロールツマミは、ティルトとパンの2つがある。調整は、あまり細かくできないものの、野鳥を追うには一番緩めた状態が使いやすい。

私は、野鳥撮りの専門屋ではない。気になるものは、何でも撮る、何でも屋である。気になるものが多いので、野鳥の撮影中でも、急に風景を撮ったりする。そのため、三脚と雲台の間に、SILKのレベリングユニット(写真「雲台の詳細 1」を参照)を入れている。これで水平を出し、SH-837 HDで左右の水平を出しておけば、レンズを360度どの位置にパンしても、水平が保てるので、自在に何でも撮影できる。また、縦撮りも左右の水平を縦90度にセットすれば、360度どの位置にパンしても縦撮りの水平を保つことができるのである。

風景撮りに欠かせない2.の条件であるお辞儀をしない事は、どうかと言うと、ほぼ満足と言っておこう。通常のサイズのレンズであれば、全く問題ない。1Kgを超えるレンズの場合、角度によっては、少しお辞儀をするかもしれないが、大きく動く事はない。固定する締めつけ方式が安定度の高い「コマ締め」ではなく、「割り締め」なので、そこが残念なところである。

SH-837 HDの大きさは、高さが120mmで重量が1020gである。SILKの動画対応3WAY雲台では、一番大きいが、一般の3WAY雲台としては、中の大きめクラスと言えよう。価格は、希望小売価格が22,000円、実売では15,000円前後である。私は楽天で、これよりかなり安く買ったので、財布に優しい雲台と言えよう。

世の中には、先に挙げた1.と2.の条件をクリアできる優れた雲台が沢山ある。大型のビデオ雲台であれば、テンションのコントロールも自在にできる。また、最近は、ジンバル雲台やアルカスイス雲台も野鳥撮り用に人気がある。大型の大砲レンズを使うなら、大きくて、重くて、高額なこれ等の雲台が必須である。

しかし、私のように全重量が3Kgに満たないカメラとレンズを使うのなら、SH-837 HDは、コストパフォーマンスに優れた雲台である。飛翔する野鳥はもちろん、鉄道や飛行機の動きモノ、静止画、動画などの撮影に幅広く使えると思う。興味をもたれた方は、一度、カメラ店で手に取って作動を確かめて欲しい。以上^^;

『ユリカモメの飛翔(SH-837 HD使用)』



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2015年11月1日日曜日

LUMIX DMC GX8 レビュー その3


GX8を買って1ケ月ちょっと経過した。デザイン、写り、操作性など、かなり気に入っている。初めて見た時は、大きくてちょと武骨に見えたものだが、使う程に手に馴染み、いいカメラであるとの思いが深まっている。

何が一番気に入っているかといえば、AFの進化である。画像処理エンジンや空間認識AFは、GH4と同じシステムを搭載しているようであるが、AFは明らかにGH4より早い。ハードは、GH4と同じでもチューニングが新しいからだと思う。内容は、レビュー1と2で書いたとおりだ。

GX8は、レンジファインダー機に、ちょと大きめのグリップを付けたデザインをしている。レンジファインダータイプのカメラは、スナップ、テーブルフォト、ポートレートなどに使うイメージが強い。実際、GX8のコンセプトは、ストリートフォトグラフィである。私も大まかにそういう認識でいた。

ところが、GX8にボーグのレンズを付け、野鳥撮りに使っている方のブログに接し、考え方が変った。大き目のボディ、可動式EVF、防塵防滴であることを考えると、デザインに囚われることなく、自由に使えばいいのだと思う。下記の左写真は、三脚を使って野鳥撮り用にキヤノンの大きいレンズ(EF400mm F5.6)を、KIPONのアダプターを使い付けてみたものだが、違和感はなく新鮮に見える。

「大型レンズも違和感なし」


「ボディケースの装着」



さて、GX8の取扱説明書を読んでいて、気が付いた事が二つある。一つはMモード(マニュアル露出モード)の進化であり、もう一つはクリエイティブコントロールモードのフィルター化である。下記は、GX7からのLUMIX機の発売時期を書き出したものだが、調べてみると、Mモードの進化はGH4から、クリエイティブコントロールモードのフィルター化は、GM5からであった。
()内は発売年月。

GX7(2013/9)⇒GM1(2013/11)⇒GH4(2014/4)⇒GM5(2014/11)⇒GM1S(2014/11)⇒GF7(2015/2)⇒G7(2015/6)⇒GX8(2015/9)

Mモードの進化は、GH4からなのだが、ユーザーでありながら従来どうりだと思い込んでいたので、全く気が付いていなかった。ISOをオートにしておいて、SSと絞りを決めると、適正露出になるようISOを自動的にカメラが設定してくれるようになっていたのだ。

だが、この進化も今となってはもう古い。FUJIFUILM機等では、これに加え露出補正が出来るのである。つまり、露出補正をしても、ISOを自動的にカメラが設定してくれるのだ。是非、LUMIX機でも露出補正が出来るようにバージョンアップをして欲しい。

もう一つクリエイティブコントロールモードのフィルター化とは、P、A、S、M、動画等のモードで使えるようになったことである。昨年秋に発売されたGM5から搭載され、モードダイヤルをクリエイティブコントロールにしないで、P、A、S、M、動画等のモードから撮影メニューでフィルター設定を呼び出して使うものである。設定によって、フィルター効果なし画像の同時記録もできるので大変便利である。ただし、フィルター効果なしの画像は、種類を選べない(たぶんスタンダードに固定)のが残念である。

「フィルター設定の入口画面」


「効果なし画像の同時記録も選べる」



レビューの最後にレビュー1で紹介したカスタマイズについて書きたい。再度、GX8のカスタマイズ性能を紹介すると、Fnボタンは、液晶モニター内を含めて13個もある。ダイヤルは4つだが、後と前のダイヤルは、Fnボタン操作で機能の切替えができるので、6つにできる。また、モードダイヤル内には、5つまでカスタム登録が出来るようになっている。

これだけカスタマイズ機能が多いと、使いきれないと言う人が居るものだが、全く悩む事はない。使う使わないは、ユーザーの自由なので使わなくてもかまわない。ただ、操作に少し慣れれば、使用頻度の高いものを登録すれば、便利になることは間違いない。私は、現在のところFnボタンを5箇所しかカスタマイズしていない。書き出してみると下記のとおりだ。()内はカスタマイズ内容。

〇Fn1:サイレントモード⇒(電子シャッター)
〇Fn2:Q.MENU
〇Fn3:LVF/モニター表示スタイル⇒(ハイライトシャドウ)
〇Fn4:フォトスタイル⇒(クオリティ)
〇Fn5:カーソルボタンロック⇒(AFS/AFF)
〇Fn6:LVF/モニター切換
〇Fn7:プレビュー
〇Fn8:Wi-Fi
〇Fn9:水準器表示
〇Fn10:ヒストグラム表示
〇Fn11:スナップムービー
〇Fn12:4Kフォト
〇Fn13:ダイヤル動作切替⇒(フィルター選択)

簡単に説明すると、Fn1は完全な無音が嫌なので、電子シャッターにしたもの。Fn3は、ハイライトシャドーをGX7からよく使っていて、ここに登録していたので継続させたもの。Fn4は、通常はJPEGのファイン撮りだが、RAW撮りを時々する事、また内蔵テレコンを使う時にクオリティを調整するためである。Fn5は、AFSとAFFの使いわけをよくするためである。Fn13は、ダイヤル操作の切替を現段階では使わないので、フィルターを積極的に使うために配置している。大してカスタマイズしているわけではないが、これだけでもかなり便利になった。

前ダイヤルと後ダイヤルは、初期設定のままである。取扱説明書には、Fn13をダイヤル動作切替で使い、前後ダイヤルで4Kフォトとして使う例が記載されている。一度、例にならってやってみたが、あまり便利に思えなかったので、よく使うフィルター選択を登録することにしたのである。

GX8の撮影枚数は、現在約4,000数である。スリープモードからの復帰も早く、作動も機敏、4Kフォトも使いやすいので、どんどん撮影枚数が増えそうだ。シルバーを買ったので、ブラックをもう一台欲しいくらい気に入っている。

以上でGX8のレビューは終わる。使い込んで行く内に、何か気が付いた事があれば、またレビューを書きたい。


「新宿駅近辺(4Kフォト、ISO6400 )by:GX8」





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2015年10月11日日曜日

LUMIX DMC GX8 レビュー その2

緊急レビュー !
実は昨日、新しく3WAY雲台を買ったので、そのテストを行った。その際、GX8にKIPONの「EF-MFT AF」でキヤノンEF400mm F5.6L USMを装着してみた。その撮影結果が、予想以上に良かったので報告しておきたい。

KIPONの「EF-MFT AF」は、すでに購入後、GH4で所有レンズのテストを行い、結果を下記のリンクページにまとめたとおりである。

KIPONマウントアダプター「EF-MFT AF」を試す

このテストでは、「GH4」+「EF-MFT AF」+「EF400mm F5.6L USM」は、中心のAFポイントだけが有効であった。その後、「EF-MFT AF」は、ファームウェアのアップデート(Ver2.5)がされ、私もアップしていたので、昨日再度、GH4でテストしてみた。残念ながら、GH4では先のテスト結果と同じだった。

「GX8にEF400mmを装着 1

『GX8にEF400mmを装着 2』



ところが、GX8に装着して驚いた。「GX8」+「EF-MFT AF」+「EF400mm F5.6L USM」では、中心のAFポイントだけでなく、全てでAFが効くのである。それも、GH4より早く合焦するのだ。また、4Kフォトでも合焦したので驚いた。簡単にまとめると次のようになる。

〇AFは、AFSの設定で全ての領域で合焦する。中心は特に早いが、周りでもモタツキはなく実用性は高い。
〇AFFの設定では、合焦するもののモタツキがある。実用性は低い。
〇4Kフォト(GX8ではAFSに固定される)でも合焦する。途中で外れることがあるので実用性は低い。

簡単に書くとこうなるが、兎に角、全領域でAFSで撮影できるならかなり使えると言える。下記に撮影サンプルを挙げたので見てほしい。

『撮影画像(縮小)』
『100% 画像』



100%の画像を見ても、EF400mm F5.6L USMの特徴がよく出ており、キレのある画像になっていると思う。

LUMIXとキヤノンを使っている人は、少なからずいると思う。もし、EF400mm F5.6L USMを使って野鳥撮りをしているならぜひ試してほしい。満足できる結果になるはずだ。

来春には、LUMIXでも400mmのEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm/F4-6.3が発売される。実は、EF400mm F5.6L USMを下取りに出して、購入する計画を立てていたのだが、迷ってしまう。まさか、EF400mm F5.6L USMがAFSでこれだけ使えるとは予想外である。しばらく、EF400mm F5.6L USMを使いながら、思案してみたい。


『ヒョウモンチョウ(by GX8)』





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2015年9月27日日曜日

LUMIX DMC GX8 レビュー その1


9月16日にDMC GX8のシルバーを買った。詳しくは、前モデルのGX7とあまり使っていないレンズを下取りに出して、買換えたものである。まだ一週間ちょっとしか経っていないが、1回目のレビューを書いてみよう。

『GX8 正面』

『GX8 背面』


GX8の売りの一つは、「Dual I.S.」と呼ばれるボディ内手ブレ補正とレンズ内手ブレ補正を連動させる機能である。この手ブレ補正は、興味深いものだったので購入前から、量販店等でテストしてきた。この結果言える事は、確かに補正力はアップしているものの、驚くほど超低速でブレ無く撮れるものではないと言う事である。

たとえば、どんなに各社の手ブレ補正が進化しても、手持ちで1秒のシャッタースピードで撮れるようにはならないと思う。1秒の設定でシャッターを切ってみると解るが、1秒は驚くほど長いのだ。この長さに気付くと、ブレないことの不可能さが理解されるだろう。

この事に気づいてから、「Dual I.S.」の効果を検証することを止めてしまった。手ブレ補正は、個人のクセや色々な要素が絡むので、効果を言い表すのが難しいのである。GX8は、これまで以上に手ブレ補正されるのだと、理解することにして、低速での撮影は、これまでどおり三脚を使うつもりである。

さて、まだ500枚程度しか撮っていないが、高く評価している点を挙げて書いてみたい。

〇大きさとグリップ
これには、なぜ大きくしたのだとの批判がかなりある事を承知の上で挙げた。GX7では、35-100や100-300を付けると、ちょとバランスが悪かった。ところが、GX8にこれ等のレンズを付けても違和感がない。納まりがいいのだ。

センサーが小さいから、ボディも小さくすべきだとの論理には賛成しない。パナソニックでは、小さく造る技術があることは、すでにGMシリーズで証明している。カメラは、用途にあった大きさにすべきだろう。ただ、LUMIXには、かつてのGF1やGX1くらいの大きさのカメラが無くなったのは事実であり、その大きさのものが造られれば喜ぶユーザーは多いと思う。

GX8のグリップの形は、ボディデザインに合っており、指を添えやすい。また、ボディケースを付けたものに量販店で触ったことがあるが、鷲づかみでグリップできるようになる。大きなグリップが好きな方は、ボディケースの装着を勧めたい。

『100-300でも似合う』


『X100Tより少し大きい』


〇ファインダー
GX8のファインダーは、LUMIX史上最高のものが付いていると思う。表示倍率も35mm判換算で0.77倍であり、一眼レフの高級機をしのぐ大きさである。これ以上大きくすると、ファインダー内を一目で覗けなくなるほど大きい。発色も自然であり、色の破たんも無いと思う。デフォルトでは、Fn3と兼用の「消去/戻る」ボタンに表示切り替えが割り振られており、押すとモニタースタイル(0.77倍)とファインダースタイル(0.7倍の切り替えができる。

〇4Kフォトの使い勝手
4Kフォトは、GH4から搭載された動画機能を使った連写である。G7より連写の一つとして位置付けられており、使い勝手がよくなった。使い方には、4K連写、4K連写(S/S)、4Kプリ連写があり用途によって使いわけができる。GH4と比較して特によいと思う点は、カメラ内で再生して写真を選ぶ機能が使いやすくなったことである。カメラ内で選択する時、拡大表示ができるようになったので、ピント確認が容易になった。

〇4KフォトのAF
GH4では、4KフォトのAFが通常の静止画より遅く、使い勝手がよくなかった。特に私が4Kフォトでよく使っている100-300mm/F4.0-5.6は、仕様が古くAFが遅かった。かなり辛抱強く使う必要があった。それが先日、GX8のテスト撮影では、驚くほど早く合焦したのだ。ちょと眼を疑うほど早いのである。すっかり驚いてしまった。素晴らしく進歩しているのだ。

〇カスタマイズ性能
ほとんどのLUMIX機は、上位機種ほど各種操作をFnボタンやダイヤル等で、ユーザーの好みに応じて設定できるようになっている。使い勝手に優れた機種が多い。GX8に触ってみると、正にこのカスタマイズ性能高いのである。Fnボタンは、13も用意されているのだ。

ダイヤルでは、露出補正ダイヤルが始めから設けられているし、前、後ダイヤルもあり、各種設定ができる。また、後ダイヤルの上のFn13ボタンには、ディホルトでダイヤル操作切換えが割り付けられており、ダイヤル操作を更に増やすことができようになっている。

まだ私は、これ等カスタマイズは、途中段階である。よく使う操作を、何処に割り付けるか、考えるのも楽しいものだ。もうしばらく使いこんでから、決めたいと思う。

以上で1回目のレビューを終わりたい。

【舞い降りる光】



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