G9のレビュー Ⅱを昨日書いてアップしたが、書き切れない部分があったので、個別にいろいろ取上げて書くことにした。
DC G9には、新しい機能としてAFポイントスコープ機能が搭載されている。
従来からLUMIX機には、マニュアルフォーカス(MF)時に拡大表示ができる機能があったが、この応用だろうと思われる。初期設定により、カメラボディ前面のFn4ボタンにその設定がされているので、ボタンを押すと押している間だけ拡大表示される。これは、AFS、AFF、AFCのAFモードであれば、拡大表示される。ただし、すべてAFSで表示され、拡大表示したまま撮影すると、AFFやAFCでもAFSでの撮影になる。
この初期設定を変更して、拡大表示の維持や全画面表示にするには、左の画像のとおりカスタムメニューのフォーカス/レリーズから入って設定変更を行う。 | |
カスタムメニューの2/6内にAFポイントスコープ設定があるので、さらに選択して詳細メニューに入る。 | |
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初期設定では、拡大表示維持がOFFになっている。OFFでもボタンを押している間は、拡大表示させられるが、拡大表示を維持するには、ONに変更する。 ONにすると、ボタンを押すことで拡大表示になり、ボタンを離しても拡大表示が続けられる。 |
拡大表示倍率は、後ダイヤルで3~6倍まで変更でき、小数点以下の変更は、前ダイヤルで変更できるようになっている。拡大表示を止めたいときは、Fn4ボタンを再度押すか、MENU/SETボタンを押しても解除できる。痒いところに手の届く仕様になっているので、驚いてしまう。
このAFポイントスコープ機能は、飛びものの撮影には向かないかも知れないが、枝に止る野鳥や茂みの中にいる野鳥を撮るのに重宝しそうだ。何より、AFFやAFCでもボタンを押すと、拡大表示(AFSに変更される)できるのは有り難い。
このスコープ機能は、撮影に使うだけでなく、望遠レンズを装着する事で、立派な望遠鏡になる。強力な手ブレ補正で、画面の揺らぎも少ないので、撮影現場での野鳥の確認、鳥種の判別などに使うことが出来る。とても素晴しい機能である。この機能搭載を考えたLUMIXの技術者の方々に、大拍手を送りたい。(4月26日17:25、一部修正しました)
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