世界最大規模の写真関連イベントの「フォトキナ2014」が9月16日から21日まで、ドイツの
ケルンで開催された。このイベントに合わせ、各社から多くの新機種やレンズが発表された。
その新機種の一つであるニコンD750はすでに9月25日から発売されているし、キヤノン7D
Mark IIは、11月上旬から発売すると発表されている。
ところが、愛用しているLUMIXは、フォトキナで多くの新製品を発表したものの、国内発表
が行われてこなかった。価格COMの掲示板には、この事に対する苦言が寄せられていた。
果たしてどうなっているのか?と個人的にも気を病んでいたところ^^;ようやく10月1日に国内
発表がされた。
発表は、小出しにするのだろうと予想していたが、何と一気に全新製品を発表した。すでに
フォトキナで新製品は紹介されていたので、内容は知っていたものの、全新製品を同時に発
表したので驚いてしまった。
中には、全く予想していなかった未発表の新製品もあり、二重に驚いた。また、GH4とFZ1000
のバージョンアップまで同時に発表すると言うテンコ盛りの新製品発表であった。業績が好転
しているPanasonicらしい勢いのある発表と言えよう。
今回は、その中から個人的にも一番気になっているLX100について書き出して、感想を書こう。
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◆LUMIX DMC-LX100
4/3型センサーを載せた世界初のコンデジ。LX7の後継機になる。一部に一眼のマイクロ4/3を
食ってしまうと言う声もあるが、たぶん共存するだろう。11月13日発売予定。
【スペックの概要】
撮影素子:1280万画素(有効画素)、マルチアスペスト
レンズ:35mm換算24-75mm相当のDC VARIO-SUMMILUX、F1.7-2.8
シャッター:機械式1/4,000秒、電子シャッター1/16,000秒
ファインダー(EVF): 約276万ドット
液晶モニター:約92万ドットの3型(固定式)
ホットシュー付き:内蔵ストロボなし、オプションのクリップオンストロボあり
AFについて:空間認識AF、最速0.14秒
連写:11枚/秒(AFS)、6.5枚/秒(AFC)
動画:4K動画(3,840×2,160、30fps)の記録が可能、4Kからの静止画の切り出しも可能
(4Kの連続撮影は15分間)
バッテリー:DMW-BLG10(GX7と同じ)
外形寸法と重量:114.8×66.2×55mm、本体のみ重量は351g
カラーバリエーション:ブラック、シルバー
【特徴】
LUMIXにはかつてLC1というコンデジの名機があった。LC1はクラシックなデザインと操作性
でマニアックなカメラファンを虜にした。このデザインや操作性を継承し発展させている。操作
性は富士フイルムのカメラにも似ている。なお、LX100には、ライカバージョンがあり、ライカ
より発売される。
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このLX100は、フォトキナで発表されてから、多くのカメラファンを惹きつけている。その理由は、
4/3型センサーを搭載した比較的小さなボディにF1.7-2.8という明るいズームレンズを載せてい
ることにある。そして、短時間(連続15分)ながら4K動画撮影が可能なことにあると思う。
すでにPanasonicは、レンズ造りにおいて高い評価を得ており、新製品の性能の高さはいつも
話題になる。LX100に搭載されるレンズも、4/3型センサーを搭載しながらF1.7-2.8を実現する
という、他社でにはほとんどないことをやっているのだ。
たとえば、APS-Cセンサーを載せたニコンCOOLPIX A、リコーGRは単焦点でF2.8である。セ
ンサーサイズが近い1.5型CMOS搭載のキヤノンPowerShot G1 X Mark IIは、24mm~120mm
でF2~F3.9となっている。
実際は、少々のF値の違いで撮れるものに大きな差はないかもしれないが、マニアはデータに
拘るので訴求力はかなり高い。
LX100は、かなりヒットをするのではないかと予想できる。今回一番気になる機種なので、価格
動向を注視しなが見てみたい。ひょっとして、買ってしまうかもしれない^^;
※10月4日:撮影素子と4K動画について追記
※10月5日:加筆修正
「デジカメ生活を見る」
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