GH4について詳しくレビューするつもりが、なかなか進められないので、7月17日に発売された
FZ1000について、印象を書きたい。
すでに家電量販店に行けば、FZ1000が展示されている。気になっている方は、感触を確かめ
ている事と思う。私もレンズ一体型のコンパクトカメラで、4K動画が撮影できる世界初の機種
という宣伝文句につられ、興味深く触ってみた^^;
まず、見た目の第一印象は、デカイである。最近の高倍率ズーム機は、各メーカーともに、焦
点距離が1000mm級になっているので大きいのだが、その中でもダントツに大きい。ネット上で
かなりデカイと話題になっていたが、そこから想像していたものより、かなりデカイ。標準レンズ
を付けた一眼のGH4よりデカイと思う。
ところが、触ってみると軽い、軽いのだ。見た目から感じるデカさから、重そうに見えるのだが、
これが軽いのでちょっと拍子抜けする。ただ、こうした感想は、日常的に一眼カメラに触ってい
るからだろうと思う。一眼を扱う感覚で見るから、大きさより軽くかんじるのだろうと思う。
FZ1000の機能は、あえて記載はしないが、一眼のGH4とほぼ同じである。搭載しているセン
サーは1インチ(13.2×8.8)であり、GH4の4/3(17.3×13)より小さいものの画素は2010万もある。
ちなみにGH4は1605万画素だから、高画素が好きな人には歓迎されるだろう。
では、感触について、好感持った点と疑問に思った点に分けて書いておこう。
◆好感を持った点
操作してみると、グリップの出来の良さに気づく。ちょと大きめの私の手でも、しっかり握ることが
できた。レンズ径が大きいので、グリップを削るようなデザインになっているが、なかなかいい感
触で握ることができた。
ファインダーは、GH4と同じものが搭載されており、視認性は抜群である。過去のFZシリーズ
では、ファインダーが小さくいろいろな不満が出ていた。今回は、よくぞここまで立派なファイン
ダーを付けたものだと思う。一眼と同じファインダーを搭載しているコンデジは他に聞いたこと
がないので、このことから、PanasonicがFZ1000へ力を入れていることがよくわかる。
また、カメラにいろいろ付いているロゴも整理されている。一眼と同じようなシンプルな表記に
改められており、好感を持った。
◆疑問に思った点
触ってみると、塗装にツヤがない事に気付く。あえてツヤ消しの仕上げにしてあるのだ。一眼
レフでも同じような仕上げがあるので、一概に言えないが、個人的にはもう少しFZ200のような
ツヤのある塗装の方が好きである。見方によっては少し安っぽく感じるかもしれない。
操作性で言うと、モードダイヤルの回転と電源スイッチの作動が軽く感じた。鞄の中等で勝手
に動く可能性がありそうだ。過去、FZシリーズを含め、LUMIXのカメラはいろいろ使ってきたが、
一番軽い作動かもしれない。ちょと不安に思った。
一番残念な点は、背面液晶である。タッチパネル式ではないのだ。ファインダーを覗きながら、
AFポイントを指で動かせることが、LUMIX一眼の大きなアッピールポイントなのに、なぜこれ
がFZ1000に搭載されなかったのか、非常に残念に思った。
概ね書きまとめると、こんな感じになる。疑問に思う点はあるものの、その大きさから来る存在
感は大きい。立派な高級一眼に見える。
現在の売行きはまずまずのようである。。価格COMでは売れ筋10番前後にある。大型なカメ
ラが好きなアメリカや中国では、これからかなり売れそうな予感がする。
子供が居る家庭では、運動会や発表会などの記録にカメラやビデオは欠かせない。FZ1000
があれば、4K動画で記録しておけば、静止画は自在に切り出せる。これまで、ビデオとカメラ
の2台体制から開放されることになる。FZ1000は、子供家庭に最も相応しいカメラであり、お勧
めしたい。
また、気軽な野鳥撮りカメラとしてもお勧めしたい。何しろ連写能力は、GH4と同じなのだ。SFS
なら、12枚/秒の連写ができる。AF追随でも、7枚/秒もあるのだ。GH4のAF追随連写は、レンズ
に左右されるが、レンズ固定のFZ1000なら表記どおりに作動するのだ。野鳥撮りに最適なカメ
ラであり、お勧めしておきたい。
「デジカメ生活を見る」
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