2014年10月13日月曜日

パナソニック LUMIX DMC-LX100に触った


今月8日、有明にあるパナソニックセンター東京へLX100の展示機を見るために出掛けてみ
た。このセンターに出掛けたのは、今回で3回目。GX7、GH4も発売前にここで実機に触って
いる。発売前のカメラを事前にチェックできるので有難い場所だ。

LX100をチェックしたポイントは以下のとおりである。なお、チェックしたのはブラックモデル。
残念ながらシルバーモデルは、置いていなかった。

〇デザイン
〇ダイヤル類
〇グリップ
〇ファインダー
〇背面液晶
〇質感

【デザイン】
デザインは、かつてLUMIXにあったLC1という名機に部分的似ている。手に取ってみると、グリ
ップの形状、上面右肩のカット処理、上面の斜めカットの段差などは、LC1を意識したデザイン
になっていると思った。単純なデザインの復刻ではなく、発展的なデザインになっていると思う。

【DMC-LX100】
【DMC-LC1】


【ダイヤル類】
LX100の操作も、LC1のマニュアル操作を継承し発展させている。撮影に必要な各種操作をダ
イヤルやリング類で設定するようになっているのだ。

レンズ側には、絞りリング、コントロールリングそしてフォーカスモードとアスペクト比を切り替え
るスイッチがある。ファインダーを覗きながら、左手で絞り調整やズーム、フォーカスの調整等が
できる。

ボディ上面には、シャッタースピードダイヤルと露出補正ダイヤルがある。従来のモードダイヤ
ルは備えていないので、絞り優先モードやシャッター優先モードなどは、シャッタースピードダ
イヤルと絞りリングを組み合わせで行う。なお、電源スイッチは、シャッタースピードダイヤルの
横に配置されている。

さて、これ等のダイヤル類の内、フォーカスモードとアスペクト比を切り替えるスイッチは、やや
重く、ボディ側に近いためか、操作しずらく感じた。まあ、現行のLX7でも同じ配置になっており、
慣れれば問題ないだろうと思う。逆に電源スイッチは、従来のLUMIXからすると、軽く感じた。

【グリップ】
LX100の前面には、LC1に似たグリップが付いている。このグリップの形は、GX7にも付いて
いるので、LUMIX伝統の形と言えそうだ。実は、LX100にはもう一つグリップが付いている。
それは、背面の親指を置く場所にあるいわゆるサムグリップだ。

グリップしてみると、前面グリップはもちろん、背面のサムグリップがなかなか良い。親指のポ
ジションが決まるのでとても気持ちがいいのだ。このサムグリップは、すでに他社で採用され
ているものである。使い勝手がいいので、LUMIXでもぜひ今後の機種に積極的に採用して欲
しい。

【ファインダー】
ファインダーは、以前に家電量販店で現行のGX7と同じものだと聞いたので、何の心配もして
いなかった。手に取って覗いて見て、その事が本当である事を確認した。GX7の場合は、チル
ト機構を備えているので、後への出っ張りが大きいが、LX100はチルトしないので、出っ張り
が小さく、上手く納まっていると思う。好印象であった。

【背面液晶】
モニターは、3.0型 92万ドット TFTモニターである。固定式だが、質的には、FZ1000と同じもの
が採用されていると思う。視認性には何の問題も無い。ただ残念なのは、タッチパネルではな
い事に尽きる。

一眼カメラとの差別化をするために、タッチパネルを採用していないと思われるが、コンデジで
も高級機は、タッチパネルにすべきだと思う。ファインダーを覗きながら、親指でAFポイントを
自在に動かせるタッチパネルは、一度使うと病みつきになる。ぜひ、先々にはこの差別化を
止めて欲しい。

【DMC-LX100の背面】
【DMC-LX100の上面】


【質感】
今回、実機を手に取って一番感心したのは、質感の高さである。これまでのLUMIXより一段上
の良好な感触があった。FZ1000の質感には疑問符がついたので、ちょと心配して触ってみたが、
LX100は実に素晴らしい。期待以上の出来栄えだと思った。

大きさ、重さも手に馴染む。ジャストサイズだ。この質感の高さを感じたのは、塗装仕上げに寄
っているのかもしれない。ハッキリした事は言えないが、何か上級さを感じる仕上げを試みて
いるのではないだろうか。


センターの女性担当者は、連日多くの人がLX100を見に来場していると言っていた。ネット上
でもかなり話題になっている。大ヒットするのではないかと予想される。

私の場合、すでに5台のカメラを使っている。全部現役で場面によって使い分けている。ここに
LX100を投入するなら、ちょと整理しないと使い方が難しくなる。購入するとしても、直ぐには買
わないつもりなので、しばらく悩んでみたい。

発売予定日は、一ヶ月後の11月13日。気になる日々が続く ^^;

※10月14日、【グリップ】を加筆


(センター2Fにあるレストコーナー)
 


「デジカメ生活を見る」


0 件のコメント:

コメントを投稿