2016年4月7日木曜日

日本名は LUMIX DMC GX7 MarkⅡ だった!


4月3日(日)付けで書いた「驚いた LUMIX DMC GX80だって!」のGX80の日本名は、GX7 MarkⅡだった。あえて書くまでもなく、カメラファンならご存じのとおりだ。4月5日のPanasonicプレスリリースで発表された。ちなみにGX80は、ヨーロッパでの名称であり、GX85は北米での名称のようだ。

2度驚くとは、このことである。GX8の兄弟機が出ること自体が驚きなのに、その日本名がGX7 MarkⅡだったとは。どこかの掲示板で、GX80は変だ、GX7 MarkⅡが良いと言う主張があったが、そのとおりになった。

「DMC-GX7MK2 ブラック」

「DMC-GX7MK2 シルバー」



GX7 MarkⅡ関係の各所の掲示板は、歓迎する書き込みが多く、賑やかになっている。やっと希望する大きさの機種が出ることを喜んでいるようだ。その反面、私を含めてGX8のユーザーは、戸惑いつつ、ちょと腐り気味かもしれない^^;

さて、GX7 MarkⅡのスペック等は、公表されているとおりなので、ここでは、現時点で解っている新機能等を下記に取り上げてみたい。Panasonicが売り出し中の4Kフォトモードやセレクトモードは、当然搭載されていて、当たり前の機能になっているので省略。

〇ローパスフィルターレス
〇ヴィーナスエンジン
〇ボディ5軸×レンズ2軸による手ブレ補正システム「Dual I.S.」
〇フォトスタイルに「L.モノクローム」
〇フォーカスブラケット
〇絞りブラケット
〇小型・低衝撃・静音メカニカルシャッター

ローパスフィルターは、センサーの前面に装着されたモアレや偽色を防ぐためのもの。だが、フィルターを装着しない、いわゆるローパスフィルターレスは、ニコンが解像力を優先するために、D800Eで装着を止めた事から、各メーカーにブームのように広がっていた。

Panasonicでは、動画に影響があるとして、頑固に装着していたが、ついにヴィーナスエンジンを改良することで、外すことにしたようだ。LUMIXとしては、初めてである。素人の目に、メリットが解るかは疑問だが、時代の流れと言うべきだろう。今後発売される機種にも非搭載が当たり前になりそうだ。

手ブレ補正の「Dual I.S.」は、GX8がボディ4軸×レンズ2軸だったので、ボデの回転方向のブレ補正を追加して、5軸にパワーアップさせたものである。GX8の発表時に、評論家から、オリンパスが5軸補正なのに、なぜ4軸なのかと食いつかれていたので、5軸に改良したものと思われる。この辺は、家電メーカーならではの、対応力の早さと言えよう。兎に角、ボディとレンズが連動して補正してくれることは有り難い。

フォトスタイルの「L.モノクローム」は使ってみないと何とも言えない。ただ、名前のLの頭文字が気になる。LUMIX独自という意味でのLなのか?あるいは、モノクロに定評のあるLEICAの味付けがしてあるのでLなのか?現時点では解らないが、最近モノクロにハマりつつある者として、使ってみたいスタイルである。

「海外モデルのGX80(ブラウン)」

LUMIXのブラケット機能は、これまで一般カメラと同じく露出のブラケット機能だけだった。新しくフォーカスと絞りのブラケットが追加されたので、直感的にこれは使えると思っている。取り扱いの詳細は不明だが、フォーカスは、フォーカスセレクトを、連写機能を使って実現するものではないかと想像している。4Kフォトのフォーカスセレクトは、約800万画素だがブラケットでは、フル画素になるはずである。絞りも同じような機構ではないだろうか。

これまでのGX7のシャッターは甲高い音の、やや衝撃の大きいものだった。シャッターブレがかなり指摘されていたので、低衝撃・静音化は、全ユーザーが歓迎するだろう。Panasonicが独自開発したシャッターのようなので、大いに期待したい。Panasonicでは、各種の大事な部品は独自開発する社風がある。レンズの基礎研究もカメラを造る以前からやってきた歴史がある。LUMIXユーザーを、長年やっている理由のひとつもそこにある。

こうやって、書き出してみると、なかなか魅力的なGX7 MarkⅡだ。個人的には、GX8に満足しているので、買う予定はないが、GX7ユーザーでGX8を敬遠した人は、手に取って見て欲しいと思う。なお、中程にヨーロッパで発売予定のGX80(ブラウン色)の画像を挙げた。なかなか面白い、魅力的な色だと思う。日本でも発売すると、かつてGM1のオレンジ色が爆発的に売れたように、人気が出る気がする。ぜひ、日本でも販売してほしいものである。


『春光に微睡んで』




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2016年4月3日日曜日

驚いた LUMIX DMC GX80だって!


昨日、驚くべき情報が流れた。なんと、GX8の兄弟機のようなGX80が出るというのだ。どうやら前機種のGX7に近い大きさらしい。

GX7のユーザーの中には、確かにGX8は大き過ぎる、内蔵フラッシュがないなどの不満の声があったのは事実である。価格COMの掲示板でもそういう書き込みがかなりあった。だからといって、GX8の発売から半年ちょっとで、新機種を作れるものだろうか?まさかそれはないだろう。


「GX80 正面」


「GX80 背面」




GX8が大き過ぎるという意見は、たぶん日本を含めたアジア圏の一部だ。中国や欧米では、大きいモノが好まれるので、ある程度売れているはずだ。私見だがPanasonicは、当初から2つの大きさを研究・開発していたのではないだろうか。そう思えてならない。

流失しているGX80の画像を見ると、GX8にもGX7にも似ている。大きさは、GX7に近いらしい。なお、ファインダーは、90度回転はしないが、フラッシュが内蔵されている。

では、噂されているスペックを書き出しておこう。

〇16MPセンサー
〇LUMIX初!ローパスフィルタレス(解像力が約10%の改善)
〇新ヴィーナスエンジン
〇4K動画、4Kフォト
〇5軸手ぶれ補正(ボディ+レンズ)
〇AF 0.07秒。 DFD技術
〇フォーカスセレクト
〇2764000ドットEVF。 倍率1.39倍(35mm換算0.7倍)
〇3.0インチ104万ドットの液晶モニター 上方80度と45度のチルト式
〇Wi-Fiはビルトイン
〇クリエイティブスタイル、フィルタの22種類、新しいモノクロモード

数週間前から、Panasonicよりエントリークラスの新機種が出るとの噂が流れていたので、当然GMかGFの後継機だと思っていた。それが、まさかGX8の派生機種とは、驚いてしまった。これは、誰も予想しなかったのではないだろうか?

噂とはいえGX80は、たぶん今週中に発表されるだろう。この分で行くと、どうやら今年は、Panasonicがいろいろ仕掛けてくる年ではないかと思う。何しろ、4K動画をコンデジにまで搭載し、4KフォトやセレクトモードをCMで盛んに宣伝しているのを見ると、完全に攻めの態勢にあると言えるからだ。

今年発売された4K動画と関連機能を搭載した、コンデジのDMC TZ85とDMC TX1は、価格COMの人気売れ筋ランキングも高い。また、だいぶ安くなったFZ1000も今日現在で、このランキングの5位になっており、売れ行きがよさそうだ。

現在の所、4K動画の撮影中にセンサー等から発生する熱を、上手く制御できているのは、Panasonicしかない。他のメーカーでは、4K動画の熱処理が出来ていないので、小さいカメラに搭載できないのだ。SONYが頑張っているものの、まだ熱処理が上手く出来ていない。新機種のα6300でも、熱による暴走があるという。

一人気を吐く! Panasonicは、今そんな状況にあるのだと思う。

※アップしたGX80の画像とスペックは、ネットに流出したものを拾ったものである。ネームがあることから、出所はデジカメinfoさんのようである。感謝!


『春爛漫』



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2016年3月31日木曜日

LUMIX DMC GX8その後


GX8を使い始めて、約半年が経過した。使い方にもすっかり慣れ、手に馴染んでいる。スナップから風景撮り、野鳥撮りとオールマイティーに使っている。
価格は当初より下がっているので、購入を検討している人もいるだろうと思う。何かの参考になればと、現段階での評価を、簡単に箇条書きでまとめてみた。評価記号は、次のとおりである。◎大変良い 〇良い △もう一歩 ×悪い
4段階で評価してみたが、×の悪いはなかった。


項  目 評 価 コ  メ  ン  ト
ボディ全体 〇 当初、大きいと思ったボディサイズにも慣れ、違和感なく使っている。大きいレンズを装着してもバランスが良い。ただし、GXシールズとして見ると、デザインの統一性が少ない。そろそろ、GXとしてデザインの基本を固めるべきではないだろうか?前機種のGX7が一番スタイリッシュだったと思う。
画   質 〇 LUMIX史上最高画質がうたい文句だけあって、低感度の画質は、かなりクリアで鮮明。高感度は、日本カメラのテストでは、ISO6400でもノイズが少なく、常用できるとなっていたが、やはり暗部はディテールが崩れやすい。また、何台かのGX8を使ったことがあるが、高感度は、カメラの個体差があるように思う。センサー製造のバラつきだろうか?
ダイヤル類 △ 2段ダイヤル、Fnボタンによるダイヤル機能の切り替えなど、拘りのある操作系になっている。しかし、一方で複雑で紛らわしい部分もあって面倒に思うこともある。露出補正ボタンは、一般に多い右後ろのダイヤルに固定して欲しい。
ファインダー ◎ 大きさは、一眼レフの高級機に匹敵する。表示倍率は、0.77倍(35mm判換算)もある。発色も良いし、なんと言っても90度回転させられるので、ローアングルからの撮影が自在になった。現在、最高のファインダーだと思う。
背面モニター ◎ モニターもフリーアングルになって、ローアングルからの縦撮りがしやすくなった。発色も良好であり、何ら不満はない。
静止画のAF 〇 LUMIXのAFは、コントラストAFだけなのに、かなり早くて正確である。ただ、どうしても逆光やコントラストのない部分に合焦しないなどの弱点もある。最新の位相差AFが100点とすると、90~95点くらいである。一層の研究開発をして、負けないよう頑張って欲しい。
4KフォトのAF ◎ 4Kフォトは、GH4から搭載された機能だが、GX8になって驚くほどAFが使えるようになった。上手く使うと、かなり早く動いている動体へも合焦させられる。これは実に素晴らしいことであり、一番評価したいポイントである。
フォーカスセレクト △ 面白い機能だが、フォーカスエリアが大きいので、マクロ撮影で何度かAFされていない箇所が出た。また、撮影開始時に、AFポイントが表示されないので、違和感がある。まだ発展途上の機能なので、改良されることを期待したい。
Dual I.S.手ブレ補正 ◎ 世界初のDual I.S.補正を搭載したことを大きく評価したい。恩恵を大きく感じる撮影をする機会は少ないが、安心感が高い。更なる進化と、GXシリーズだけでなく、GHにも広げて採用して欲しい。
機械式シャッター △ シャッターの感触は全機種のGX7に似ている。GX7に搭載したシャッターの改良型なのだろうと推測する。手に伝わるシャッターショックが大きい。シャッターブレが指摘されているので、さらなる改良を望みたい。

簡単にまとめると以上の様になった。

GX8は、レンジファインダー風の少しレトロな格好をしている。備えている機能は、使い切れないほどテンコ盛りである。どう使い、使いこなすかは、ユーザーの腕次第といえる。各種の設定を駆使すれば、実に使いやすく、オールマイティな使い方に応えてくれる。お勧めできる一台である。


※一番評価した4KフォトのAFだが、3月30日にGH4にもようやくバージョン2.5のアップデートがリリースされ、新しい4Kフォトとフォーカスセレクトが使えるようになった。アップデートしてみると、GX8に並ぶか、それ以上に早く感じるAFになっている。詳しくは、後日テストして報告したい。


『花の共演』




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2016年1月23日土曜日

LEICA 100-400mm F4.0-6.3の国内発表ほか


1月19日、気になっていた「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3」(H-RS100400E)が国内発表された。国内での発売日は、3月10日。メーカー希望小売価格は、税別230,000円だが、大手量販店の価格は、税込みで200,000円を切っている。また、価格COMの最低価格は、現段階で税込み178,840である。

『GX8に装着したLEICA 100-400mm F4.0-6.3』



発売日と価格は、ほぼ私が予想していた枠内に収まり、ほっとしている。いくらLEICA名があるとはいえ、実売が20万円を超えるとイメージが悪い。各所の掲示板を見ても、この価格を歓迎する旨の書き込みが多く、即予約を入れている人が多いようだ。

さて、私はどうするか?3月なら冬の野鳥がまだ撮影できるものの、来年まで辛抱しようかと思っているところである。今季は、手持ちのレンズで我慢しながら、価格が少しでも下がるのを待ちたいと思っている。

ただ、ちょと気になるのが、価格COMの売れ筋ランキングがすでに14位になっていることだ。同時期発売のオリンパス「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」が98位なのに、この人気ぶりは異常だろう。果たして私が買おうとした時、月産200台なので手に入るかどうか?そこが問題だ^^;

超望遠の800mmは、野鳥撮影好きの心を擽る。それが手持ちで撮れるのである。マイクロ4/3の画質なら、APS-Cにほぼ並んでいるので、キヤノンやニコンユーザーも大いに気になっている人も多いだろう。描写力の評判によっては、先々大量に4/3陣営へ引っ越して来る事も考えられる。今後の推移が興味深い。

この日、パナソニックが国内発表した製品は、レンズだけではない。コンパクトデジタルカメラの「DMC-TX1」と「DMC-TZ85」の2機種、そして、コミュニケーションカメラ「DMC-CM10」を発表したのである。

『LUMIX DMC-TX1』



この内、一番気になるのが、1型センサーの「DMC-TX1」だ。スペックを見るとなかなか魅力的で、かなり気になっている。デザインンも好みである。質感や操作性は、触ってみないと解らないが、写真で見る限り、よさそうに思える。

今回は、生産が遅いようで、まだ実機が何処にもない。いずれ東京のパナソニックセンターに、レンズもカメラも展示されるだろうから、手に取って確認したい。

『4Kフォトでの流し撮り』





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2016年1月11日月曜日

マイクロ4/3(MFT)の超望遠時代開幕


マイクロ4/3は、望遠に有利なフォーマットだと言われながら、これまで真の意味でそれを生かせるレンズがなかった。それが1月6日に、マイクロ4/3の担い手であるオリンパスとパナソニックから、やっとフォーマットの特性が生かせる望遠レンズが正式に発表された。

『M.ZUIKO ED 300mm F4.0』

『LEICA 100-400mm F4.0-6.3』


発表されたレンズは、オリンパスから「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」が、パナソニックから「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. Telephoto-Zoom」である。

簡単に言えば、オリンパスのレンズは、300mmF4.0通しの単焦点レンズで、PROの名が付く高級レンズだ。1.4倍のテレコンを装着すれば35mm換算で焦点距離840mmが実現できる。一方パナソニックのレンズは、100-400㎜F4.0-6.3のズームレンズだが、LEICAの名が付き、こちらも高級レンズだ。35mm換算の焦点距離は、テレコンなしで200-800mmとなる。

それぞれのレンズのスペックを上げると以下のとおりだ。

【M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO】
〇焦点距離:300mm(35mm判換算600mm相当)、F4.0
〇レンズ構成:10群17枚(スーパーEDレンズ3枚、HRレンズ3枚、E-HRレンズ1枚など)
〇コーティング:新コーティング「Z Coating Nano」
〇手ブレ補正:有り(VCM機構)、ボディ内補正と連動
〇絞り羽枚数:9枚(円形絞り)
〇最小絞り:F22
〇最短撮影距離:1.4m
〇最大倍率:0.24(35mm換算0.48倍)
〇フィルターサイズ:φ77mm
〇フード:内蔵型
〇重量:1,475g(三脚座含む)
〇寸法:直径φ92.5×227mm(フード収納時)
〇発売日:2月下旬
〇希望小売価格:税込み399,600円
〇現在の価格COM最安価格:287,700円

【LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. Telephoto-Zoom】
〇焦点距離=:100~400mm(35mm判カメラ換算の200~800㎜)、F4.0~F6.3
〇レンズ構成:13群20枚(非球面EDレンズ1枚、UEDレンズ1枚、 EDレンズ2枚など)
〇コーティング:ナノサーフェスコーティング
〇手ブレ補正:有り(POWER OIS)、ボディ補正と連動
〇絞り羽枚数:開口型9絞り羽根/円形開口絞り
〇最小絞り:F22
〇最短撮影距離:1.3m
〇最大倍率:0.25(35mm換算0.5倍)
〇フィルターサイズ:φ72mm
〇フード:内蔵型
〇重量:重さ約 985グラム
〇寸法:直径φ83mm×171.5mm
〇発売日:3月中旬(海外)
〇価格:約1,800ドル(海外)

現段階で、LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3は、国内発表されていないので、国内での発売時期と価格は未定である。これまでの製品の例から推測すると、発売時期は3月中旬から大きくずれることはないだろう。また、価格もこれまでの予測より安くて、20万円を超えることはないだろうと思われる。

マイクロ4/3愛好者にとっては、どちらも魅力的なレンズである。二つの超望遠レンズは、キヤノンとニコンの独壇場である野性動物やスポーツ撮影の分野を揺るがすかもしれない。写りによっては、マイクロ4/3の評価が大いに高まるだろう。

現在、私は超望遠での野鳥撮影は、G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6とキポンのアダプターでキヤノンEF400mm F5.6L USMを使っている。両方とも仕様の古いレンズなので、早く新しいレンズを使ってみたい。買う最終決断は、価格と写りであり、LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3の国内発表を待ち望んでいるところである。

【夕映えを飛ぶシラサギの群れ】




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2015年12月13日日曜日

SLIK 3WAY雲台 SH-837 HD レビュー


10月初め、SLIKの3WAY雲台 SH-837 HDを買った。SH-837 HDは、動画対応の3WAY雲台である。最近のデジタルカメラの機能に合わせ、静止画と動画の撮影ができるように開発されたものだ。これを買おうと思った時、使い勝手を知りたくて、ネット上でレビューを探したが、検索に引っ掛からなかった。ハッキリ言うとあまり売れていないのかも知れないが、現段階での私の使い方にマッチしているので、レビューを書く事にした。

『SH-837 HDの上に装着したGX8+Eos400mm/F5.6』

私の買った雲台は、これで4個目になる。カメラ自体を選択するのも大変だが、周辺機器を選ぶのも結構大変である。

約10年前、デジカメを初めて買う時、量販店のカメラ売り場で、大きな一眼レフや三脚などに触りつつ、たとえカメラに凝ったとしても、こんな大きな一眼レフや三脚など絶対に使わない、買わないぞと冷ややかに見ていた事を思い出す。

それが今や車には、カーボン三脚、小型三脚、ミニ三脚、1脚、ビデオ雲台、自由雲台等が積まれ、防湿庫にはフルサイズ一眼レフを筆頭にマイクロ4/3機数台、コンデジ、交換レンズがゴロゴロしている。つい昔を思い出し、自嘲してしまう今日この頃である。

今回、SLIKの3WAY雲台「SH-837 HD」を買ったのは、次の3条件をクリアできると思ったからである。

1.動きモノを追う事ができるよう、動きに一定のテンションをかける事ができ、そのコントロールもできること。
2.大きいカメラやレンズを装着しても、構図を決め、ネジを締めてから、お辞儀をしないこと。
3.大きさと重量が持ち運びの負担にならないこと、かつ価格が安いこと。

簡単に言えば、野鳥の飛翔シーン撮りに使え、かつ風景撮りにも使えることである。実際に使ってみて、かなり満足度が高い。特に飛翔シーンが撮りやすくなった。

『雲台の詳細 1』(クリックで拡大)


『雲台の詳細 2』(クリックで拡大)



これまで使っていたビデオ雲台は、テンションが掛っていても調整できないタイプだったので、テンションが掛り過ぎて、自在に野鳥を追う事ができなかった。SH-837 HDは、テンションを一番緩めた状態での動きが軽く、自在にレンズを振る事が出来る。引っ掛かりもなく、実にスムーズに動かすことができる。上の写真のとおり、コントロールツマミは、ティルトとパンの2つがある。調整は、あまり細かくできないものの、野鳥を追うには一番緩めた状態が使いやすい。

私は、野鳥撮りの専門屋ではない。気になるものは、何でも撮る、何でも屋である。気になるものが多いので、野鳥の撮影中でも、急に風景を撮ったりする。そのため、三脚と雲台の間に、SILKのレベリングユニット(写真「雲台の詳細 1」を参照)を入れている。これで水平を出し、SH-837 HDで左右の水平を出しておけば、レンズを360度どの位置にパンしても、水平が保てるので、自在に何でも撮影できる。また、縦撮りも左右の水平を縦90度にセットすれば、360度どの位置にパンしても縦撮りの水平を保つことができるのである。

風景撮りに欠かせない2.の条件であるお辞儀をしない事は、どうかと言うと、ほぼ満足と言っておこう。通常のサイズのレンズであれば、全く問題ない。1Kgを超えるレンズの場合、角度によっては、少しお辞儀をするかもしれないが、大きく動く事はない。固定する締めつけ方式が安定度の高い「コマ締め」ではなく、「割り締め」なので、そこが残念なところである。

SH-837 HDの大きさは、高さが120mmで重量が1020gである。SILKの動画対応3WAY雲台では、一番大きいが、一般の3WAY雲台としては、中の大きめクラスと言えよう。価格は、希望小売価格が22,000円、実売では15,000円前後である。私は楽天で、これよりかなり安く買ったので、財布に優しい雲台と言えよう。

世の中には、先に挙げた1.と2.の条件をクリアできる優れた雲台が沢山ある。大型のビデオ雲台であれば、テンションのコントロールも自在にできる。また、最近は、ジンバル雲台やアルカスイス雲台も野鳥撮り用に人気がある。大型の大砲レンズを使うなら、大きくて、重くて、高額なこれ等の雲台が必須である。

しかし、私のように全重量が3Kgに満たないカメラとレンズを使うのなら、SH-837 HDは、コストパフォーマンスに優れた雲台である。飛翔する野鳥はもちろん、鉄道や飛行機の動きモノ、静止画、動画などの撮影に幅広く使えると思う。興味をもたれた方は、一度、カメラ店で手に取って作動を確かめて欲しい。以上^^;

『ユリカモメの飛翔(SH-837 HD使用)』



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2015年11月1日日曜日

LUMIX DMC GX8 レビュー その3


GX8を買って1ケ月ちょっと経過した。デザイン、写り、操作性など、かなり気に入っている。初めて見た時は、大きくてちょと武骨に見えたものだが、使う程に手に馴染み、いいカメラであるとの思いが深まっている。

何が一番気に入っているかといえば、AFの進化である。画像処理エンジンや空間認識AFは、GH4と同じシステムを搭載しているようであるが、AFは明らかにGH4より早い。ハードは、GH4と同じでもチューニングが新しいからだと思う。内容は、レビュー1と2で書いたとおりだ。

GX8は、レンジファインダー機に、ちょと大きめのグリップを付けたデザインをしている。レンジファインダータイプのカメラは、スナップ、テーブルフォト、ポートレートなどに使うイメージが強い。実際、GX8のコンセプトは、ストリートフォトグラフィである。私も大まかにそういう認識でいた。

ところが、GX8にボーグのレンズを付け、野鳥撮りに使っている方のブログに接し、考え方が変った。大き目のボディ、可動式EVF、防塵防滴であることを考えると、デザインに囚われることなく、自由に使えばいいのだと思う。下記の左写真は、三脚を使って野鳥撮り用にキヤノンの大きいレンズ(EF400mm F5.6)を、KIPONのアダプターを使い付けてみたものだが、違和感はなく新鮮に見える。

「大型レンズも違和感なし」


「ボディケースの装着」



さて、GX8の取扱説明書を読んでいて、気が付いた事が二つある。一つはMモード(マニュアル露出モード)の進化であり、もう一つはクリエイティブコントロールモードのフィルター化である。下記は、GX7からのLUMIX機の発売時期を書き出したものだが、調べてみると、Mモードの進化はGH4から、クリエイティブコントロールモードのフィルター化は、GM5からであった。
()内は発売年月。

GX7(2013/9)⇒GM1(2013/11)⇒GH4(2014/4)⇒GM5(2014/11)⇒GM1S(2014/11)⇒GF7(2015/2)⇒G7(2015/6)⇒GX8(2015/9)

Mモードの進化は、GH4からなのだが、ユーザーでありながら従来どうりだと思い込んでいたので、全く気が付いていなかった。ISOをオートにしておいて、SSと絞りを決めると、適正露出になるようISOを自動的にカメラが設定してくれるようになっていたのだ。

だが、この進化も今となってはもう古い。FUJIFUILM機等では、これに加え露出補正が出来るのである。つまり、露出補正をしても、ISOを自動的にカメラが設定してくれるのだ。是非、LUMIX機でも露出補正が出来るようにバージョンアップをして欲しい。

もう一つクリエイティブコントロールモードのフィルター化とは、P、A、S、M、動画等のモードで使えるようになったことである。昨年秋に発売されたGM5から搭載され、モードダイヤルをクリエイティブコントロールにしないで、P、A、S、M、動画等のモードから撮影メニューでフィルター設定を呼び出して使うものである。設定によって、フィルター効果なし画像の同時記録もできるので大変便利である。ただし、フィルター効果なしの画像は、種類を選べない(たぶんスタンダードに固定)のが残念である。

「フィルター設定の入口画面」


「効果なし画像の同時記録も選べる」



レビューの最後にレビュー1で紹介したカスタマイズについて書きたい。再度、GX8のカスタマイズ性能を紹介すると、Fnボタンは、液晶モニター内を含めて13個もある。ダイヤルは4つだが、後と前のダイヤルは、Fnボタン操作で機能の切替えができるので、6つにできる。また、モードダイヤル内には、5つまでカスタム登録が出来るようになっている。

これだけカスタマイズ機能が多いと、使いきれないと言う人が居るものだが、全く悩む事はない。使う使わないは、ユーザーの自由なので使わなくてもかまわない。ただ、操作に少し慣れれば、使用頻度の高いものを登録すれば、便利になることは間違いない。私は、現在のところFnボタンを5箇所しかカスタマイズしていない。書き出してみると下記のとおりだ。()内はカスタマイズ内容。

〇Fn1:サイレントモード⇒(電子シャッター)
〇Fn2:Q.MENU
〇Fn3:LVF/モニター表示スタイル⇒(ハイライトシャドウ)
〇Fn4:フォトスタイル⇒(クオリティ)
〇Fn5:カーソルボタンロック⇒(AFS/AFF)
〇Fn6:LVF/モニター切換
〇Fn7:プレビュー
〇Fn8:Wi-Fi
〇Fn9:水準器表示
〇Fn10:ヒストグラム表示
〇Fn11:スナップムービー
〇Fn12:4Kフォト
〇Fn13:ダイヤル動作切替⇒(フィルター選択)

簡単に説明すると、Fn1は完全な無音が嫌なので、電子シャッターにしたもの。Fn3は、ハイライトシャドーをGX7からよく使っていて、ここに登録していたので継続させたもの。Fn4は、通常はJPEGのファイン撮りだが、RAW撮りを時々する事、また内蔵テレコンを使う時にクオリティを調整するためである。Fn5は、AFSとAFFの使いわけをよくするためである。Fn13は、ダイヤル操作の切替を現段階では使わないので、フィルターを積極的に使うために配置している。大してカスタマイズしているわけではないが、これだけでもかなり便利になった。

前ダイヤルと後ダイヤルは、初期設定のままである。取扱説明書には、Fn13をダイヤル動作切替で使い、前後ダイヤルで4Kフォトとして使う例が記載されている。一度、例にならってやってみたが、あまり便利に思えなかったので、よく使うフィルター選択を登録することにしたのである。

GX8の撮影枚数は、現在約4,000数である。スリープモードからの復帰も早く、作動も機敏、4Kフォトも使いやすいので、どんどん撮影枚数が増えそうだ。シルバーを買ったので、ブラックをもう一台欲しいくらい気に入っている。

以上でGX8のレビューは終わる。使い込んで行く内に、何か気が付いた事があれば、またレビューを書きたい。


「新宿駅近辺(4Kフォト、ISO6400 )by:GX8」





「デジカメ生活を見る」