2018年11月11日日曜日

LUMIX DC-LX100Ⅱに触った


10月18日に発売されたLX100の二代目LX100Ⅱに、先日、量販店で手に取ってみた。初代は、他のLUMIX機より機能が省かれている部分があって、購入を見送ったが、LX100Ⅱには、同等の機能が盛り込まれており、かなり気になっている。


LX100Ⅱは、アスペクト比を変えても画角が変わらないマルチアスペクトを採用している。これは、初代からの拘りである。また、操作もダイヤル操作を中心としたクラシックな操作系となっている。


■第一印象
 
 デザインは、初代LX100とほとんど変わっていない。主な変更点は、正面のLマークのロゴの廃止とグリップの形状くらいだが、見た目は初代より小振りに見え、高級感も増したように思う。

『LX100Ⅱ正面』
『LX100Ⅱ背面』

たぶん、表面塗装色をより黒いものに変更したのではないだろうか。一眼のDC G9は、漆黒の塗装を使ているが、たぶんLX100Ⅱにも採用しているのではないだろうか。このため、引き締まって見え、高級感が出ているのだろう。好印象を持った。


■スペックと進化点

主なスペックを上げると次のとおりだ。

〇画素数:1700万画素(4:3時) / 総画素2177万
〇センサーサイズ:4/3型 高感度MOSセンサー
〇撮影感度:通常:ISO200~25600 拡張:ISO100
〇レンズ名称:LEICA DC VARIO-SUMMILUX
〇レンズ構成:8群11枚(非球面8面5枚)
〇焦点距離:f=10.9-34mm(35mm 判換算: 24-75mm)
〇フィルター径:φ43mm
〇絞り:9枚羽虹彩絞り(W端)F1.7 - 16 (T端)F2.8 - 16
〇最短撮影距離:3cm(W端)、30cm(T端)
〇マルチアスペクト:4:3、3:2、16:9、1:1 / アスペクトブラケット可能
〇手ブレ補正:光学式(レンズシフト式)
〇シャッター:電子シャッター連動メカニカルシャッター
〇シャッタースピード:1/16000~60秒(メカ:1/4000)
〇ファインダー:16:9 / 0.38型 / 約276万ドット カラー液晶 LVF
〇ファインダー視野率:約100% (35mm判換算:約0.7倍)
〇連写:約11コマ/秒(AFS時) / 約5.5コマ/秒(AFC時)
〇4Kフォト:4K連写、4K連写(S/S)、4Kプリ連写: 30コマ/秒
〇液晶モニター:固定式3:2 / 3.0型 / 約124万ドット / 静電容量方式タッチパネル
〇動画:4K/30P、FHD/60P、HD/30P
〇動画フォーマット:MP4 / AVCHD Progressive / AVCHD
〇ボディ寸法:幅 約115mm x 高さ 約66.2mm x 奥行 約64.2mm
〇総重量:350g(本体のみ)

進化点を上げると沢山あるが、一番は総画素2177万でかつローパスフィルターレスのセンサーになった事だろう。また、星空AFやローライトAFが搭載されたことや⒋Kフォトでの軌跡合成、比較明合成などが使える点は見逃せない。



■ 操作性

LX100Ⅱは、LXシリーズのレトロかつマニアックな操作性を引き継いでいる。カメラ初心者は、かなり勉強しないと使えないと思う。言わば、玄人好みの操作性である。こうしたカメラが好きな人なら、喉から手が出る程欲しくなると思う。

『LX100Ⅱ上面』
左の上面写真のとおり、中央のダイヤルは、シャッタースピードダイヤル。

右側のダイヤルが露出補正ダイヤルだ。

レンズには絞りリング、アスペクト比切替えスイッチ、フォーカス切替えのスイッチがある。また、シャッター周りのレバーは、ズームレバーである。

なお、メニューを手に取って確認してみたが、最新のLUMIX一眼のGH5やG9等と同じメニュー構成になっており、サブでこのLX100Ⅱを使っても、操作に迷うことはないだろう。LUMIX機は、コンデジから一眼まで、一貫したメニュー構成を採用しており、高く評価したい。


■ まとめ

LX100Ⅱを実際に手に取ってみて、かなり魅力的なカメラだと思った。初代のLX100より買いモードが高まった。ただ、LX9を使っているので、しばらくは買えない。いつかのタイミングで、買い換えるかもしれない。

LX100Ⅱには、最近のLUMIX一眼が備えている機能が、ほとんど入っている。コンデジ好きの人、一眼のサブカメラを捜している人に勧めたいカメラである。迷っている人がいれば、背中を押したい。

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