2018年6月29日金曜日

ベルボン 雲台 FHD-66A レビュー


5月末に、ベルボンの雲台FHD-66Aを買った。見た目は、ビデオ雲台に近いが、ベルボンではマルチ雲台と位置づけている。理由は、カウンターバランス機能を備え、かつ縦撮りも可能な機構を備えているからだろう。実際に使ってみて、ベルボンがマルチ雲台と位置づけている理由がよく解った。


ビデオ雲台は、ビデオ撮影はもとより野鳥撮影に多く使われる雲台である。一般的には、価格が高く、重い。それに比べるとFHD-66Aは、安くて軽いと言える。見た目は、一見チープだが、本体部分はマグネシュームが使われているので安心できる。

簡単に仕様を書き出してみると、以下のとおりだ。

○クイックシュー機構、ネジつまみあり
○カウンターバランス機構、ON/OFFスイッチあり
○オイルフリュードあり
○パン・チルト同軸機構
○縦撮り機構あり
○水準器あり
○パン棒の位置変更可能
○耐荷重5Kg
○本体重量983g

本体重量が1Kg以下で、耐荷重が5kgまであるので、大変ありがたい。私がメインに使うGH5(約725g)やG9(約658g)+LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3(約985g)で約1.6~1.8Kg位なので余裕である。

三脚に取り付けると、下の画像のようになる。

『雲台取り付け例』


レベリングを付けているので、高さがあるように見えるが、実際は高さも低い。仕様では高さ107mmである。カウンターバランス機構があるので、しっかりバランスを確保しておけば、お辞儀することも後に倒れることもない。ただし、カウンターバランスのON/OFFつまみがあるので、これを忘れずONする事が肝要である。

通常のビデオ雲台は、縦撮りするのに別の金具を取り付ける必要があるが、このFHD-66Aは、縦撮り機構を備えている。「カメラ台ストッパー」のネジを緩めてクイックシュウごと90度起こせるようになっているのだ。

ただし、LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3の場合は、90度の回転機構を備えているので、雲台のクイックシュウを起こす必要は無い。レンズの回転機構を使った方が、安定性も高いと思う。雲台の回転機構は、小さめのレンズを装着した時、使うのがベターだろう。

基本は、ビデオ雲台なので、オイルフリュードによる粘りがあり、動画撮影時のパンやチルトが滑らかに行える。野鳥を追う場合でも滑らかである。チルトとパンのハンドルは、下の写真のとおり同軸上にある。外側のハンドルがチルト、中のハンドルがパンになっている。必要によって、片手で操作できるので大変便利だ。高く評価できるポイントである。

『チルト・パンハンドル』


何度か使ってみて、FHD-66Aをベルボンがマルチ雲台と位置づけているだけのことはあると思う。動画撮影はもとより、野鳥撮影、そして風景撮影まで、いろいろな場面でオールマイティに使えると思う。

ただ、水準器が付いているが、三脚にそのまま取り付けた場合、三脚の足の調整だけで水平だしをするのはちょっと面倒だと思う。私は、先の写真のように、三脚と雲台の間にレベリングを付けているので、簡単に水平出しができる。レベリングはあった方がよいだろう。

この雲台は、私がこれは今まで使って来た雲台の中で一番コスパが高い。もし現在、雲台選びに悩んでいるなら、FHD-66Aを検討対象に入れてみてはどうだろうか。実売価格は、20,000円を少し超えるがオールマイティ使えるよい製品だと思う。

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