2018年5月9日水曜日

LUMIX DC GH5とG9のオートフォーカスモードを使いこなそう


LUMIXのGH5とG9のオートフォーカスモードは、従来の49点のAFエリアから、225点のAFエリアに大幅に進化した。
従来より詳細な設定が出来るようになっているので、野鳥の飛びものを撮る視点から取上げてみた。

以前からLUMIXのオートフォーカスモードは、1点AFの最小エリアが小さいので、小鳥でも合わせ易く優れたものだった。それが更に進化したので、飛びものも捉え易くなった。

オートフォーカスモードメニュー

オートフォーカスモードのボタン(初期設定ではFn1)を押すと、5つのメニューが表れる。

野鳥の飛びものに有効なのは、1点AFと225点、カスタムマルチ(中央)の3つだろう。もちろん、飛びものに使うフォーカスモードは、「AFC」である。

1点AFの最小サイズ

1点AFの最小サイズは、かなり小さい。野鳥の止りものを撮るのに便利だ。

本当は、この最小サイズで、飛びものもすべて撮影出来るなら言う事はない。ところが、それがなかなか難しい。(理想ではあるが 。。)

1点AFの1段サイズ

やはり、AFエリアのサイズが小さいと、動く被写体に合わせるのは、かなり難しい。

大きさは小さい程よいが、最大でも最小から後ダイヤルで1段大きくしたサイズにしたい。左の画像(背面液晶)で見ると、小さく見えるが、ファインダーでは大きく見える。
※1点AFは、後ダイヤルで7段階に調整出来る。前ダイヤルでは、その1段階を更に10段階で詳細な設定ができる。

225点AF

225点AFも使えるフォーカスモードである。

ただし、大きさを小さくしないと、背面にAFが抜けるので要注意だ。

225点AFの9点サイズ

225点AFは、前後のダイヤルやコントロールダイヤルで大きさを調整出来る。飛びものを撮るには、9点くらいで撮らないと、後へAFが抜ける。

この9点AFは、1点AFの1段サイズに似ている。1羽の野鳥を撮るより、群れで飛ぶシーンを撮るのに適している。

225点AFの1点サイズ

驚くことに、この225点AFは、最小にすると1点にまで小さく出来る。何と素晴しい事だろう。

この1点で飛びものを撮るのは難しいが、急に止りものを撮ることになった時、便利に使える。後ダイヤルを素早く操作出来るように練習しておこう。

カスタムマルチ(中央)

カスタムマルチ(中央)も、野鳥が群れで飛ぶシーンを撮るのに適している。

大きさは、ダイヤル類で調整出来るので、群れを捕捉できる大きさに調整する。背景が青空なら、AFは背景に抜ける事は少ないので、上手く撮ることができる。

カスタムマルチ(中央)最小

カスタムマルチ(中央)は最小でも1点にはならない。左の画像のとおり、5点の十字形になる。

この形でも飛びものを撮ることは出来るが、この形にする意味はあまりない。

AF枠の移動

どのAF枠でも、位置は自在に動かせる。

ファインダーを覗きながら、ジョイスティックやタッチ設定で動かすことができる。

私の場合、野鳥の飛びものを撮る時は、ほとんど中央で撮っている。

野鳥の飛びものを撮るには、今回紹介した1点AFと225点、カスタムマルチ(中央)の3つを駆使すれば、充分に対応できるはずだ。大きさ、位置の変更も自由度が高いので、不満はなだろう。

更にLUMIX機は、こうした初期設定だけでなく、自分でAF枠を設定できることになっている。AF枠のカスタム登録ができるのである。その点については、次回に紹介したい。

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