2018年3月22日木曜日

LUMIX DC GX7mk3に触った

LUMIX DC GX7mk3-K写真

LUMIX DC GX7mk3が、3月15日に発売された。DMC GX7の後継機種は、GX8とGX7mk2の2つに分れたので、いろいろな推測が流れていた。後継機種は、一本化されるのか?それとも2系統で継続されるのか?ユーザーにとっては大いに気になる所であった。(続きは、画像下の「続きを読む」をクリック)


個人的には、今回のGX7mk3は、デザイン的にGX8とGX7mk2の2つの流れを踏襲しているのだが、あくまでGX7mk2の後継機種として登場したと思いたい。海外では、GX9の名が付いているものの、GX8の後継機種という位置づけではないと思う。
GX8の後継機種は、GX8mk2として、いずれ出ると期待したい。

  • 第一印象
行きつけの家電量販店に行くと、ブラックとシルバーの2種類が置いてあった。手に取ってみると、実機はブラックでシルバーはモックアップだった。モックアップまで作っていたので、ちょと驚きながら、Panasonicが力を入れている事を実感した。

GX7mk3のグリップは、GX8と比較すると小さい。GX8を愛用しているので、違和感があるのではないか?と思っていたが、手にするとなかなか心地よかった。グリップに、人差し指を掛けと、安定性が増す。

手にとっていろいろな角度から見てみると、個人的には、高級感があるのはブラックだと思った。ちなみにGX8は、シルバーを使っているが、GX7mk3のシルバーはちょと残念な気がした。

GX7mk3-K 正面の写真
『GX7mk3-K 正面』

GX7mk3-K 背面の写真
『GX7mk3-K 背面』



正面から見ると、なかなかよいのだが、シルバー色がGX7mk2と同じく背面にまで塗られている。やはり、ちょと馴染めない。やや高級感に欠ける様に見えた。

GX7mk3-S 正面の写真
『GX7mk3-S 正面』


GX7mk3-S 背面の写真
『GX7mk3-S 背面』



海外モデルのシルバーは、トップカバーだけシルバーで背面はブラックなのだが、なぜ国内モデルはこの配色を採用しているのか不思議だ。あくまで個人的な感想だが、カメラらしい重厚感がなく、ポップな感じに見えてしまう。こういう傾向を好むユーザーもいるのだろうか。

  • スペックと気になる進化点
主なスペックを上げるとつぎのとおり。

〇画素数:2030万画素(有効画素)
〇センサーサイズ:4/3型LiveMOS
〇撮影感度:通常:ISO200~25600 拡張:ISO100
〇手ブレ補正:撮像素子シフト方式、5軸補正(レンズ仕様による)
〇手ブレ補正効果:4段(CIPA規格準拠)
〇シャッター:フォーカルプレーンシャッター(電子シャッターあり)
〇シャッタースピード:1/16000~60秒(メカ:1/4000)
〇ファインダー:チルト式、16:9 / 約276万ドット相当 カラー液晶 LVF
〇ファインダー視野率:約100% / 約1.39倍(35mm判換算:約0.7倍)
〇連写:約9コマ/秒(AFS時) / 約6コマ/秒(AFC時)
〇4Kフォト:4K連写、4K連写(S/S)、4Kプリ連写: 30コマ/秒
〇液晶モニター:チルト式、3:2 / 3.0型 / 約124万ドット、 静電容量方式タッチパネル / 約100%
〇動画:4K/30P、FHD/60P、HD/30P
〇動画フォーマット:MP4 / AVCHD Progressive / AVCHD
〇ボディ寸法:幅 約124mm x 高さ 約72.1mm x 奥行 約46.8mm
〇ボディ構造:一部にマグネシウム合金採用
〇総重量:407g(本体のみ)

スペックは、以上だがGXmk3は、mk2と比較して、またGX8と比較しても進化している点が結構ある。その中で、気になるは、「4Kフォトによる軌跡合成」、「l.モノクロームD」、「モノクロの粒状調整」である。

これ等の新機能は、店頭なので手に取って詳細まで確認できていないが、購入すれば必ず使いたい機能である。LUMIX独自のこうした機能は、LUMIXとして写真画質の追求、研究の成果であり、ファンとして心強く思う。

  • 操作性
手に取って各ダイヤルやレバー、ボタンを操作してみた。LUMIXでは、こうしたレンジファインダータイプのカメラは、いくつも作っているので、それぞれの配置は文句のつけようがない。上手くまとまっていると思った。

GX7mk3-K 上面の写真
『GX7mk3 上面』
コンパクトなボディながら、後ろダイヤル、前ダイヤルもある。
露出補正ダイヤルも独立して付いているので使いやすい。

GX7mk2には、フォーカスモードレバーが省略されていたが、mk3にはしっかり付いている。操作してみると、クリック感があって使いやすい。GX8のそれは、クリック感がないのだが、mk3にはクリック感があって使いやすくなっていた。

ダイヤルでちょと気になったのは、露出補正ダイヤル。やや回転が重くて回しずらく感じた。ひょとして個体差があるのかもしれない。また、誤作動への配慮かも知れないが、もう少し軽く回せる方が使いやすいと思った。

  • まとめ
実機に触って見ると、予想を超える出来栄えだと感じた。GX7mk3は、mk2に比較すると、かなり高級感が増したと思う。画素数も1600万画素から2000万画素にアップしており、GX7mk2ユーザーにとっては、魅力的な後継機種だと言えよう。

正直なところ、GX8を愛用しているものの、GX7mk3に買い替えてもいいかもと思った。ただ、どうしても後継機種が出るのではないか、と言う勝手な思い込みがあるので、もう少し様子を見てみたい。

もし、GX8の後継機種が出たなら、GX7mk3と比較することになるだろう。その時、コストパフォーマンスに優れた方を選択したいと思う。


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