2013年8月1日木曜日

パナソニック LUMIX DMC GX7を発表


本日(8月1日)、パナソニックは、予定通り「LUMIX DMC GX7」を発表した。発表イベント
があると思っていたら、ニュースが流されただけだった。9月12日から発売されるという。

デザインは、流出した画像のとおりで、黒ボディはGX1によく似ている。ソニーのNEX-7や
富士のX-M1にも似てはいるが、やはりGX1に一番似ており、正常進化したデザインだ。


「GX7 黒ボディ」














発表されたGX7の内容は、事前にこのブログでも紹介してきたものとほぼおなじである。気
になるところを書き出すと下記のとおりだ。

〇ボディサイズ:122.6×70.7×54.6mm
〇重量:約402g(バッテリー、メモリーカード含む)
〇撮影素子:有効1,600万画素4/3型有効Live MOSセンサー
〇感度:ISO200~ISO25600(拡張ISO125)
〇ローライトAF:-4EV
〇内蔵LVF:約276万ドット相当 90度チルト
〇手ぶれ補正:ボディ内
〇最高シャッター速度:1/8,000秒
〇無線機能:Wi-Fi、NFC
〇クリエイティブコントロール:22種類
〇ピーキング機能
〇動画:AVCHD 60p(センサー出力60fps)、MP4

ボディは、GX1(116.3×67.8×39.4mm)より横幅が6.3mm、高さが2.9mm、厚さが15.2mm大きく
なっている。重量もGX1の約318g(バッテリー、メモリーカード含む)から84g程重くなっている
が、ファインダーを内蔵したり、グリップの形状を大きくしたためだろう。


「上面(シャッターボタンの外周はダイヤルだ)」















一番気になるのは、新しく開発された撮影素子だ。HPを見ると
「当社は、解像度と感度を両立、向上させた新しい16MデジタルLive MOSセンサーを開発し
ました。半導体の製造工程に最先端の微細化プロセスを導入することで、フォトダイオード
の受光面積を拡大。これにより、広いダイナミックレンジを実現させるだけでなく、高ISO感
度時でも低ノイズの高精細な画像を実現しました。センサーに光を集める「オンチップレンズ」
の形状を最適化したことで、従来機種(DMC-GX1)に比べ感度レベルを10%改善。さらに、
センサー内部回路の低ノイズ化により、S/Nを25%改善(DMC-GX1比)し、さらなる高画質を
実現しました。」とある。

ウワサどおりパナソニックが自社開発したセンサーであることがわかったものの、この文を
見ると、GX1より感度で10%、S/Nが25%改善させたとしかない。果たしてウワサが流れた
ようなマイクロ4/3の歴史の中で過去最高のセンサーなのだろうか?

オリンパスが高性能なソニー製のセンサーを使っているわけだから、パナソニックが大幅に
劣る新センサーを開発するわけはないと思う。パナソニックの技術に期待して、センサーの
実測値が公表されるのを待ちたい。

GX7は、HPで詳細をみると、実にテンコ盛りの機能が付いている。動画は、フラッグシップの
GH3に譲っているものの、シャッタースピード1/8,000、ピーキング機能、クリエイティブコントロ
ール22種類など、GH3を超えている部分が多い。現段階で盛り込めるものは、全部盛り込んで
いる。足りないものは全くないといえよう。

ただ、気になることがある。パナソニックが発表した製造数だ。月産5,000台なのである。これ
まで、デジカメ情報サイトにGX1後継機の情報が流れると、サイトはかなりの過熱気味だった。
関心度の高いカメラだと思う。それなのに5,000台で大丈夫か?品不足にならないのかと思う
のである。

他機種の生産台数を調べると、GX1が15,000台、G5が15,000台、GH3が15,000台、GF6が
20,000台、G6が10,000台であった。やはりGX7の生産台数は少ないのだ。

Web上での過熱は、直接購買に結びつかないと思うものの、品不足に陥る可能性が大きい
のではないだろうか?

さて予約すべきか?待つべきか?どうしよう^^;


「デジカメ生活を見る」


「ヘリアンサス・アトロルベンス(小型のヒマワリ)」

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