2013年6月15日土曜日

パナソニックと富士フイルムが新しいセンサー技術を発表


2月11日、パナソニックと富士フイルムが「有機CMOSイメージセンサー技術」を共同で開発し
たと発表した。まさに、寝耳に水とはこのことで、非常に驚いた。

いつからパナソニックと富士フイルムは仲良しになったのか?男女の仲じゃああるまいし^^
どうなってるの?といろいろ邪推してみたものの、まあ、利点がそれぞれにあったのだろう
と思う。

さて、その「有機CMOSイメージセンサー技術」の細かいところはよくわからないが、発表記事
には「さらなるダイナミックレンジの拡大や感度アップなどを実現し、明るいところで白トビなく、
暗い被写体でも鮮明で質感豊かな映像を可能にする」と書いてあった。

一言でいえば、ダイナミックレンジの拡大なのだが、それは、イメージセンサーの受光部に、
有機薄膜を使うことで実現されるものだと言う。

さらに、この新しいセンサー技術は、「業界最高の88dBの高ダイナミックレンジ、従来比約1.2
倍の感度、広い入射光線範囲を実現する」とあった。














素晴らしい!実に素晴らしい技術である。ユーザーの視点で見ると、センサーの技術は、年々
進化し、驚くほどに高感度に強くなってきた。しかし、白トビはイマイチの感が強いのである。
それがこの新しい有機薄膜技術によって、ダイナミックレンジが大幅に改善されるならこんな
に嬉しいことはないのだ。

その後、デジカメサイトの続報では、パナソニックがこのセンサーをデジカメに使うのは、2014
年の末になるだろうと推定していた。

実用化までちょっと我慢であるが、もしこの新しいセンサーに今年2月に発表したカラースプリ
ッター(マイクロ分光素子)を組み合わせれば、超の付く飛躍的なセンサーになると思う。大い
に期待して、その実現まで待ちたい。


「デジカメ生活を見る」


「雨のバス停」

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