4月30日、やっとEOS 5D Mark III用のファームウエア Version 1.2.1がダウンロードできる
ようになった。実は、このファームウエアがあるからこそ、5D Mark IIIを買う決心をしたの
だった。
ファームウエア Version 1.2.1の中身は14項目の改善と修正がされるのだが、私にとって
一番の期待は、「エクステンダーを付け開放F値がF8になるレンズでも、中央測距点での
AFが可能になる」であった。
何しろ一番長い手持ちの望遠レンズがEF400mm F5.6L USMなので、フルサイズで野鳥
を撮るには短く、エクステンダーが必須なのだ。裏技でレンズ接点を絶縁し、AFを動かす
手はあるものの、常時それをやる気にはなれない。正当にエクステンダーを付けてAFで
きるに越したことはないのだ。
昨年秋に、このファームウエアがアナウンスされてから、5D Mark IIIを買い、この時を待
っていたのである。ただ、以前所有していたエクステンダー×1.4Ⅱも×2.0Ⅱもすでに売り
払っており手元にない。慌てて、中古のエクステンダー×1.4Ⅱを買った^^;
「エクステンダー装着」 |
そして、早速にダウンロード、インストール。近所の公園で5D Mark III+エクステンダー
1.4Ⅱ+EF400mm F5.6L USMをセットしファインダーを覗く。ファインダーを覗くと、確か
に中央一点だけAFポイントが見える。軽くシャッターボタンを押してみると、サーット合掌
する。視点を変えながら繰り返してみた。どれもうまく合掌する。また、中央一点の領域
拡大も使えることを確認した。
一時Webの掲示板では、F8対応になっても、きっとAFが遅く使えないのではないか。期
待していないとの声もあったが、この速さなら十分使える。野鳥撮りでもOKのはずだ。
昨日、実践で使えるかどうか?野鳥の試験撮りをしてみた。安易であるが、公園の地上
を歩いているムクドリを撮ってみた。出来るだけ目にAFポイントをわせシャッターを半押
しし、全押しする。問題無くサーット合掌すし撮ることができた。これなら、十分使えると確
信を持った。
「遠くにいたムクドリ」 |
ただし、使っているうちに疑問も湧いてきた。中央一点なので、構図が似た様なものになる。
動きものでは、シャッター半押しのまま、カメラを振って構図をつくることはできない。合掌即
全押しでシャッターを切る必要があるのだ。トリミングが必須になりそうだ。
「ムクドリ近撮」 |
の高い5D Mark IIIが中央1点だけと言うのはやはりしょぼい。可能ならニコンD800と同
じくらいの対応をして欲しいものだ。
キヤノンはAF性能の優秀さでカメラの知名度をげ、売って来たメーカーである。ぜひとも
引き続いてF8対応のAFポイントを増やす努力をして欲しいと思うところである。
「デジカメ生活を見る」
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