11月17日、富士フイルムから、X-Pro1に続くミラーレス一眼X-E1が発売された。
デザインは、X-Pro1に続くクラシック調の箱形だ。
撮影素子は、X-Pro1と同じものを使いながら、少し小型化され、価格も抑えられ
ている。また、最近流行りのローパスフィルターレスになっている。
富士は、こうしたクラシック調のカメラをXシリーズとしてコンデジとミラーレス一眼
で展開している。Xシリーズは、コンデジのFinePix X100から始まり、富士フイルム
としては久々ヒットシリーズになっている。次々に新機種を投入し勢いがある。
さて、X-E1の特徴は、その操作性だろうか。アナログ操作に拘ったものになって
いて、ユーザーの受けがいい。シャッタースピードがダイアル式だし、露出補正も
ダイアル式になっているのだ。
こうした操作性は、単に古くからのカメラファンの心を掴むだけでなく、若いカメラ
好きのユーザーにも好評のようだ。世の中がデジタル化され過ぎた反動というべ
きか、アナログ操作に新鮮さがあるのだろうと思う。
何でも液晶画面で設定できるのは一見便利だが、高級感に欠ける。重厚なスイッ
チを操作する、いじることで、機器を動かすことへの喜びが得られるのである。
富士フイルムのX-E1は、このようなユーザー心理をうまくついていると言えよう。
また、Xシリーズ全体がこうした構想の基に造られ、成功しているのだ。
X-E1の一番の問題は、まだ交換レンズが少ないことにある。現在は5本がライ
ンアップされているだけなので、少し発展性に欠ける。順次、発売されるだろうと
は思うが、今後の富士フイルムの動向を見て行きたい。
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