2013年5月5日日曜日

EOS 5D Mark III ファームウエア Version 1.2.1を試す


4月30日、やっとEOS 5D Mark III用のファームウエア Version 1.2.1がダウンロードできる
ようになった。実は、このファームウエアがあるからこそ、5D Mark IIIを買う決心をしたの
だった。

ファームウエア Version 1.2.1の中身は14項目の改善と修正がされるのだが、私にとって
一番の期待は、「エクステンダーを付け開放F値がF8になるレンズでも、中央測距点での
AFが可能になる」であった。

何しろ一番長い手持ちの望遠レンズがEF400mm F5.6L USMなので、フルサイズで野鳥
を撮るには短く、エクステンダーが必須なのだ。裏技でレンズ接点を絶縁し、AFを動かす
手はあるものの、常時それをやる気にはなれない。正当にエクステンダーを付けてAFで
きるに越したことはないのだ。

昨年秋に、このファームウエアがアナウンスされてから、5D Mark IIIを買い、この時を待
っていたのである。ただ、以前所有していたエクステンダー×1.4Ⅱも×2.0Ⅱもすでに売り
払っており手元にない。慌てて、中古のエクステンダー×1.4Ⅱを買った^^;



「エクステンダー装着」




















そして、早速にダウンロード、インストール。近所の公園で5D Mark III+エクステンダー
1.4Ⅱ+EF400mm F5.6L USMをセットしファインダーを覗く。ファインダーを覗くと、確か
に中央一点だけAFポイントが見える。軽くシャッターボタンを押してみると、サーット合掌
する。視点を変えながら繰り返してみた。どれもうまく合掌する。また、中央一点の領域
拡大も使えることを確認した。

一時Webの掲示板では、F8対応になっても、きっとAFが遅く使えないのではないか。期
待していないとの声もあったが、この速さなら十分使える。野鳥撮りでもOKのはずだ。

昨日、実践で使えるかどうか?野鳥の試験撮りをしてみた。安易であるが、公園の地上
を歩いているムクドリを撮ってみた。出来るだけ目にAFポイントをわせシャッターを半押
しし、全押しする。問題無くサーット合掌すし撮ることができた。これなら、十分使えると確
信を持った。




「遠くにいたムクドリ」


 
ただし、使っているうちに疑問も湧いてきた。中央一点なので、構図が似た様なものになる。
動きものでは、シャッター半押しのまま、カメラを振って構図をつくることはできない。合掌即
全押しでシャッターを切る必要があるのだ。トリミングが必須になりそうだ。
 
 
 
「ムクドリ近撮」
 
ライバル関係にあるニコンD800は、F8対応のAFポイントが始めから11点もある。値段
の高い5D Mark IIIが中央1点だけと言うのはやはりしょぼい。可能ならニコンD800と同
じくらいの対応をして欲しいものだ。

キヤノンはAF性能の優秀さでカメラの知名度をげ、売って来たメーカーである。ぜひとも
引き続いてF8対応のAFポイントを増やす努力をして欲しいと思うところである。


「デジカメ生活を見る」

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