2018年9月9日日曜日

クリエイティブコントロールを使いこなそう その3


クリエイティブコントロールの22種は、色合いやコントラストなど、その画像効果を調整出来るようになっている。調整出来る効果は、フィルターによって異なるが、中には驚くような調整ができるものもある。これまで、調整して使ったことがない方は、きっとビックリする事だろう。


調整の始めに、モードダイヤルから使う場合の、絞りやシャッタースピードの調整を紹介しておきたい。実は、当初モードダイヤルから使う場合は、絞りやシャッタースピードの調整が出来ないと思い込んでいた。それは、勘違いであって、しっかり調整出来るようになっているのである。

操作は機種によって異なる。下記に、知っている範囲で機種毎に書き出してみた。使用するフィルター効果を選択して、下記の操作を行う。

○ LX9(コンデジ):露出補正ボタン ⇒ Fn1ボタン ⇒ 後ダイヤル
○ GX8:Fn7ボタン ⇒ 後ダイヤル
○ G8:Fn4ボタン ⇒ 後ダイヤル
○ G9:露出補正ボタン ⇒ Fn1ボタン ⇒ 後ダイヤル
○ GH5:Fn4ボタン ⇒ 後ダイヤル


絞りとシャッタースピードの調整は、左の画像のように表示される。

取説では、「ぼけ味コントロール」となっているが、要は絞りとシャッタースピードを連動して調整する表示である。

優先する方を主体に決めればよい。

調整は、どの機種も後ダイヤルや背面のカーソルボタンで行うようになっている。なお露出補正は、通常と同じ操作で出来る。


では、次に色合いやコントラストの調整を紹介しよう。調整の仕方は、いたって簡単。フィルター効果を選択後、WB(ホワイトバランス)ボタンを押せばいいのだ。WBボタンを押す操作は、各機種共通だと思う。

調整出来る項目については、取説内に一覧表にまとめられているので、下記に画像で貼り付けてみた(クリックで拡大)。

『画像効果調整一覧表(DC G9の取説より)』


左の画像を見ると、調整出来る内容が、フィルターによって異なる事がよく判る。

たとえばポップは、鮮やかさの調整であり、レトロは色合いの調整になっている。

また、オールドディズは、コントラストの調整ができるようになっている。

クロスフィルターは、非常に凝っていて、クロスの数や大きさ、傾きまで調整ができるようになっているのだ。


下記に、参考として「ポップ」の鮮やかさの調整、「サンシャイン」の色合いの調整画面をアップしてみた。それぞれのフィルター効果について、WBボタンを押して確認してみるとよく理解出来ると思う。

『ポップの調整画面』
『サンシャインの調整画面』


なお、ジオラマ、サンシャインについては、別途の操作で調整一覧表にはない調整ができるようになっている。また、ワンポイントカラーは、少し操作が必要なので、一番下段で紹介しておきたい。(説明は、DC GH5及びG9での操作に基づいているので、機種によって異なる場合があります。)

■ジオラマ
 下記のようにぼかし方の調整ができる。

位置の調整 背面のカーソルボタン▲を押し、背面モニターの調整画面表示させ、カーソルボタンまたは画面を指で触り移動させる。MENU/SETボタンで決定。
範囲の調整 背面のカーソルボタン▲を押し、背面モニターの調整画面表示させ、後ダイヤルで調整する。MENU/SETボタンで決定。
向きの変更 背面のカーソルボタン▲を押し、背面モニターの右下に表示される横と縦の切替えマーク(決定の上)を指でタッチする。MENU/SETボタンで決定。


■サンシャイン
 下記の操作で、位置や大きさの変更ができるようになっている。
背面のカーソルボタン▲を押すと、背面モニターの調整画面に円い円形が表示されるので、カーソルまたは画面を指で触り移動させる。大きさは、後ダイヤルで調整する。MENU/SETボタンで決定。


■ワンポイントカラー
 ワンポイントカラーは、どの色を残すのかを決めないと使えない。操作は、下記のとおりである。


左の画像のように、背面のカーソルボタン▲を押し、色を決めるカーソルを表示させる。

背面のカーソルボタンで、残したい色の所まで移動する。

残したいい色のところで、MENU/SETボタンを押す。すると、ファインダーやモニターの画面がワンポイントカラーの表示になる。

ここで、構図とAF位置を決めてシャッターを切る。

なお、異なる色に変更する場合は、同じ操作を繰り返せばよい。また、色をセットするカーソルを中央に戻すには、「DISP」ボタンを押す。

クリエイティブコントロールは、何度も使ってみることで、効果的な使い方が身に付くものと思う。遊びを兼ねていろいろ試して欲しい。

0 件のコメント:

コメントを投稿