OLYMPUS OM-D E-M10が2月28日に発売され、いつものように家電量販店で触ってみた。
すでに、アナウンスされているようにE-M10は、大ヒットしたE-M5の後継機ではなく、機能を
簡素化した廉価版との位置づけである。その分、価格も売り出しから低く設定されており、オ
リンパスの戦略がみてとれる。
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まず、E-M10の仕様を簡単に書くと以下のとおりだ。()内はE-M5。
〇センサー1605万画素(1605万画素)
〇ISO感度:ISO200~1600、拡張25600(ISO200~1600、拡張25600)
〇連写:8コマ/秒(9コマ/秒)
〇シャッタースピード:1/4000~60 秒(1/4000~60 秒)
〇ローパスフィルター:なし(あり)
〇ボディ:防塵防滴なし(防塵防滴)
〇液晶モニター:可動式(チルト式)
〇ネットワーク:WiFi(なし)
〇手振れ補正:センサーシフト3軸(センサーシフト5軸)
〇内蔵フラッシュ:あり(なし)
〇ボディ寸法:119.1x82.3x45.9mm(121x89.6x41.9mm)
〇重量:350 g(373 g)
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仕様を見てもE-M10は廉価版と言っても、通常使うには必要十分な機能が備わっていている
と言えよう。今流行りのローパスフィルターも「なし」としており最新の機能が備わっている。
ちょと残念なのは、最速シャッタースピードが1/4000なことくらいだろう。
さて、操作性はE-M5やE-M1の流れの中にあり、ほとんど問題を感じなかった。各種ダイヤル類
の操作性も良好である。ボディの質感もなかなかよくて、廉価版という印象を感じさせない高級
感があった。
一番気になったのは、E-M5から使っているレトロ調のデザインについてだ。見てのとおりE-M10
も当然そのデザインを採用している。オリンパスはこのデザインをコンデジでも採用しており、
オリンパスデザインとして、定着させつつある。個人的に好きなデザインではあるが、果たして
このまま次々にこのデザインを採用するとすれば、ちょと疑問も出てくる。
よく考えてみると、カメラのデザインは、各社ともそれぞれに同じ流れのデザインをしている。
キヤノンであれニコンであれ、一眼レフの各機種は世代が変わっても似たデザインをしている。
そう考えれば、 OM-Dのデザインは何ら問題ないように思えるが、デザインがレトロ調で際立って
いるだけに、いわゆる飽きるということにならないかと思うのである。E-M10を手にしながら、そ
んな風に考えてしまった。
今日現在の価格COMの値段は、14-42mm EZ レンズキットで84,455円だ。まだ発売一カ月以内
の製品にしては、低い価格設定になっている。写りはマイクロ4/3の最先端にあり、お勧めの一台
である。
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