キヤノンが2月21日からザ・ゴールドラッシュキャンペーンと題したキャッシュバック
キャンペーンを始めた。
内容は、2月21日から5月6日までに、キャンペーン対象のカメラやレンズを買えば、商
品によって1万円か5千円をキャッシュバックすると言うものである。
キヤノンは、ほぼ毎年この時期に、モデル末期が近づいた一眼を対象に2万円程度のキャ
ッシュバックキャンペーンをやってきた。今回のキャンペーンは、これまでと違い、対象
を広くして金額を抑えた、広く浅い取組と言えよう。
俳優の妻夫木聡がCMをやっていて「金のフォトフレーム」も当たると言うので、カメラ店
を覗いてみた。
ところが、商品棚の価格を見てガッカリ。なんと通常より価格が上がっているではないか。
まさにカメラ店が、キャンペーンで売れることを想定した値上げをしていたのである。
カメラ店の通常価格を知らないユーザーは、ついキャッシュバックの言葉に乗せられ買って
しまうだろう。嫌な商売の仕方である。
これは、昨年まで国がやっていたエコカー補助金に似ている。補助金制度が始まるまで各
販売店では10万、20万、30万と大幅な値引き合戦をやっていた。ところが、補助金が出る
となると、値引きをチャッカリ補助金に置き換えてしまったのだ。
あたかも、車メーカーが補助金を出しているかのように見せていた。結局、販売店が利益
を得て、ユーザーにとっては、あまりメリットがなかったのである。
ザ・ゴールドラッシュキャンペーンは、響きはいいが実態は、カメラ店の値上げを誘発して
いるように思える。週に何度もカメラ店を覗き、値動きを知っているので、そのカラクリ
が見えるのである。
この機会に、欲しいと思っていたEOSのLレンズがあったが、完全に引いてしまった。当分
買うのを控えようと思う。
商品はオープン価格なので、キヤノンが販売価格にまで口を出せないだろうが、ユーザー
をあまり利することになっていないことを知って欲しいと思うところだ。
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