2013年3月10日日曜日

ニコン「COOLPIX A」発表


ニコンが3月5日、ついにAPS-Cセンサーを載せたコンパクトカメラ「COOLPIX A」を発表した。

コンパクトカメラは、従来の小型センサーのものと大型センサー(1インチ以上)のものに
分けられる。大型センサーのものは、ここ数年のトレンドだ。

大型センサーのコンパクトは、すでに市場にシグマDPシリーズ、フジフイルムX100S、
キヤノンG1 X、ソニーRX100、RX1などがある。昨年は、ソニーがフルサイズセンサーの
RX1を発売し話題になった。

ニコンがこのジャンルに参入したことで、益々大型センサーのコンパクトカメラの市場が
活況になるだろう。

ただ、デジカメinfoの「COOLPIX A」の発表を掲載した投稿コメントには、レンズスペック
やデザインに対して批判的な声が結構多い。批判の原因は、レンズがF2.8なこと、デザ
インが従来のコンパクトの延長線上にあることなどにある。

たとえば、フジフイルムX100SのレンズはF2.0であり、クラシックなデザインで凝った操作
性を採用している。ソニーRX1は、デザインはコンパクトカメラのフォルムなものの、レンズ
はF2.0なのである。

まあ、批判する面々はニコンファンか。他社にスペックやデザインで勝ちたいとの思いから
なのだろう。

こうした批判があるものの、ボディはかなりコンパクトで111x64.3x40.3 mmであり、私が使っ
ているGX1(116.3x67.8x39.4 mm)より小さい。この小ささは素晴らしい。また、レンズバリアー
となっており、レンズキャップが要らないから、使い勝手が非常に良い。ポケットにも入れら
れる。

レンズをF2.8に留めたのも、小さくしてレンズバリアー構造としたかったのだろう。ニコン開発
陣が程良いバランスを追求した結果なのだ。

「COOLPIX A」の発売は今月下旬。一眼ユーザーはレンズ代わりに、あるいはサブ機として
購買意欲をそそられる。コンパクトなので、初心者も買いたくなると思う。

発売され店頭に並べば、買えないけれども、触ってみたい1台である^^;


「デジカメ浪漫を見る」


「ジョウビタキ雌」by:小石川後楽園

「ジョウビタキ雌」by:小石川後楽園

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