2016年4月7日木曜日

日本名は LUMIX DMC GX7 MarkⅡ だった!


4月3日(日)付けで書いた「驚いた LUMIX DMC GX80だって!」のGX80の日本名は、GX7 MarkⅡだった。あえて書くまでもなく、カメラファンならご存じのとおりだ。4月5日のPanasonicプレスリリースで発表された。ちなみにGX80は、ヨーロッパでの名称であり、GX85は北米での名称のようだ。

2度驚くとは、このことである。GX8の兄弟機が出ること自体が驚きなのに、その日本名がGX7 MarkⅡだったとは。どこかの掲示板で、GX80は変だ、GX7 MarkⅡが良いと言う主張があったが、そのとおりになった。

「DMC-GX7MK2 ブラック」

「DMC-GX7MK2 シルバー」



GX7 MarkⅡ関係の各所の掲示板は、歓迎する書き込みが多く、賑やかになっている。やっと希望する大きさの機種が出ることを喜んでいるようだ。その反面、私を含めてGX8のユーザーは、戸惑いつつ、ちょと腐り気味かもしれない^^;

さて、GX7 MarkⅡのスペック等は、公表されているとおりなので、ここでは、現時点で解っている新機能等を下記に取り上げてみたい。Panasonicが売り出し中の4Kフォトモードやセレクトモードは、当然搭載されていて、当たり前の機能になっているので省略。

〇ローパスフィルターレス
〇ヴィーナスエンジン
〇ボディ5軸×レンズ2軸による手ブレ補正システム「Dual I.S.」
〇フォトスタイルに「L.モノクローム」
〇フォーカスブラケット
〇絞りブラケット
〇小型・低衝撃・静音メカニカルシャッター

ローパスフィルターは、センサーの前面に装着されたモアレや偽色を防ぐためのもの。だが、フィルターを装着しない、いわゆるローパスフィルターレスは、ニコンが解像力を優先するために、D800Eで装着を止めた事から、各メーカーにブームのように広がっていた。

Panasonicでは、動画に影響があるとして、頑固に装着していたが、ついにヴィーナスエンジンを改良することで、外すことにしたようだ。LUMIXとしては、初めてである。素人の目に、メリットが解るかは疑問だが、時代の流れと言うべきだろう。今後発売される機種にも非搭載が当たり前になりそうだ。

手ブレ補正の「Dual I.S.」は、GX8がボディ4軸×レンズ2軸だったので、ボデの回転方向のブレ補正を追加して、5軸にパワーアップさせたものである。GX8の発表時に、評論家から、オリンパスが5軸補正なのに、なぜ4軸なのかと食いつかれていたので、5軸に改良したものと思われる。この辺は、家電メーカーならではの、対応力の早さと言えよう。兎に角、ボディとレンズが連動して補正してくれることは有り難い。

フォトスタイルの「L.モノクローム」は使ってみないと何とも言えない。ただ、名前のLの頭文字が気になる。LUMIX独自という意味でのLなのか?あるいは、モノクロに定評のあるLEICAの味付けがしてあるのでLなのか?現時点では解らないが、最近モノクロにハマりつつある者として、使ってみたいスタイルである。

「海外モデルのGX80(ブラウン)」

LUMIXのブラケット機能は、これまで一般カメラと同じく露出のブラケット機能だけだった。新しくフォーカスと絞りのブラケットが追加されたので、直感的にこれは使えると思っている。取り扱いの詳細は不明だが、フォーカスは、フォーカスセレクトを、連写機能を使って実現するものではないかと想像している。4Kフォトのフォーカスセレクトは、約800万画素だがブラケットでは、フル画素になるはずである。絞りも同じような機構ではないだろうか。

これまでのGX7のシャッターは甲高い音の、やや衝撃の大きいものだった。シャッターブレがかなり指摘されていたので、低衝撃・静音化は、全ユーザーが歓迎するだろう。Panasonicが独自開発したシャッターのようなので、大いに期待したい。Panasonicでは、各種の大事な部品は独自開発する社風がある。レンズの基礎研究もカメラを造る以前からやってきた歴史がある。LUMIXユーザーを、長年やっている理由のひとつもそこにある。

こうやって、書き出してみると、なかなか魅力的なGX7 MarkⅡだ。個人的には、GX8に満足しているので、買う予定はないが、GX7ユーザーでGX8を敬遠した人は、手に取って見て欲しいと思う。なお、中程にヨーロッパで発売予定のGX80(ブラウン色)の画像を挙げた。なかなか面白い、魅力的な色だと思う。日本でも発売すると、かつてGM1のオレンジ色が爆発的に売れたように、人気が出る気がする。ぜひ、日本でも販売してほしいものである。


『春光に微睡んで』




「デジカメ生活を見る」


2016年4月3日日曜日

驚いた LUMIX DMC GX80だって!


昨日、驚くべき情報が流れた。なんと、GX8の兄弟機のようなGX80が出るというのだ。どうやら前機種のGX7に近い大きさらしい。

GX7のユーザーの中には、確かにGX8は大き過ぎる、内蔵フラッシュがないなどの不満の声があったのは事実である。価格COMの掲示板でもそういう書き込みがかなりあった。だからといって、GX8の発売から半年ちょっとで、新機種を作れるものだろうか?まさかそれはないだろう。


「GX80 正面」


「GX80 背面」




GX8が大き過ぎるという意見は、たぶん日本を含めたアジア圏の一部だ。中国や欧米では、大きいモノが好まれるので、ある程度売れているはずだ。私見だがPanasonicは、当初から2つの大きさを研究・開発していたのではないだろうか。そう思えてならない。

流失しているGX80の画像を見ると、GX8にもGX7にも似ている。大きさは、GX7に近いらしい。なお、ファインダーは、90度回転はしないが、フラッシュが内蔵されている。

では、噂されているスペックを書き出しておこう。

〇16MPセンサー
〇LUMIX初!ローパスフィルタレス(解像力が約10%の改善)
〇新ヴィーナスエンジン
〇4K動画、4Kフォト
〇5軸手ぶれ補正(ボディ+レンズ)
〇AF 0.07秒。 DFD技術
〇フォーカスセレクト
〇2764000ドットEVF。 倍率1.39倍(35mm換算0.7倍)
〇3.0インチ104万ドットの液晶モニター 上方80度と45度のチルト式
〇Wi-Fiはビルトイン
〇クリエイティブスタイル、フィルタの22種類、新しいモノクロモード

数週間前から、Panasonicよりエントリークラスの新機種が出るとの噂が流れていたので、当然GMかGFの後継機だと思っていた。それが、まさかGX8の派生機種とは、驚いてしまった。これは、誰も予想しなかったのではないだろうか?

噂とはいえGX80は、たぶん今週中に発表されるだろう。この分で行くと、どうやら今年は、Panasonicがいろいろ仕掛けてくる年ではないかと思う。何しろ、4K動画をコンデジにまで搭載し、4KフォトやセレクトモードをCMで盛んに宣伝しているのを見ると、完全に攻めの態勢にあると言えるからだ。

今年発売された4K動画と関連機能を搭載した、コンデジのDMC TZ85とDMC TX1は、価格COMの人気売れ筋ランキングも高い。また、だいぶ安くなったFZ1000も今日現在で、このランキングの5位になっており、売れ行きがよさそうだ。

現在の所、4K動画の撮影中にセンサー等から発生する熱を、上手く制御できているのは、Panasonicしかない。他のメーカーでは、4K動画の熱処理が出来ていないので、小さいカメラに搭載できないのだ。SONYが頑張っているものの、まだ熱処理が上手く出来ていない。新機種のα6300でも、熱による暴走があるという。

一人気を吐く! Panasonicは、今そんな状況にあるのだと思う。

アップしたGX80の画像とスペックは、ネットに流出したものを拾ったものである。ネームがあることから、出所はデジカメinfoさんのようである。感謝!


『春爛漫』



「デジカメ生活を見る」