2016年7月31日日曜日

LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3 レビュー Ⅲ


LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3について、一部にテレ端の描写が甘いと言う話が出ていた。使っていて、甘さなど全く感じないし、大きな誤解だろう。

マイクロ4/3で400mmは、35mm換算で800mmもある。手ブレ補正があるとはいえ、しっかり構えて撮らないと失敗する。撮影能力のなさを棚に上げて、レンズに原因を押しつけているのではないかと思う。

(掲載画像は、クリックすると横幅800ピクセルで表示されます。)

『シラサギの飛翔』


『シラサギの飛翔(拡大)』




たとえば、海外サイトでレンズのテストをしている「Lens Tip.com」と言うサイトあるが、試写した400mmでの野鳥サンプルは酷い。LUMIXだけでなく、キヤノン、ニコン、FUJIのレンズでも、400mmで撮った野鳥は、ほとんどピントが外れている。そんなサンプルを堂々と挙げているので笑ってしまうが、それだけ、400mmで撮ることは難しいのだとも言える。

では、三回目のレビューを書こう。実は、ここ一月ほど、LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3が手持ちで扱える重さであることから、野鳥の飛翔シーンを手持ちで、かつファインダーを覗きながら撮る練習をしてきた。当初は、ファインダーではなく照準器を使っていたのだが、よりハードルの高いファンダー撮りに挑戦している。

とは言え、照準器を使うことを否定しない。私もファインダーメインとはいえ、撮影の難しいものは、照準器を使うかもしれない。ファインダーは、視野が狭いが、照準器はそのままの視野なので、扱いやすい。始めに照準器を使う方法を簡単に紹介しよう。

『照準器装着例』

『照準器装着例(背面)』




照準器を使う方法には、二つある。一つは、照準器を積極的に使い、照準器を見ながらシャッターを切る方法である。二つ目は、照準器を補助的に使い、最後はファインダーを覗いてシャッターを切る方法だ。どの方法でも、AFポイントと照準器のターゲットマークを合わせておく必要がある。特に、照準器を積極的に使う場合は、AFポイントとズレがないよう、可能な限り正確に合わせておく必要がある。

照準器の使用について、詳しく説明するのも手間なので、参考になるサイトを紹介したい。興味のある方は、よく読んで欲しい。初めのサイトは、私がかつてFZ30や50を使うために、お世話になったサイトであり、割り箸を照準器として使う方法や、原理が書かれている。ズバリ、照準器を見ながらシャッターを切る方法である。

下の伊藤プロのページは、オリンパス「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」のレビューだが、中程に照準器の使い方について書いてある。左目で照準器を見て、右目でファインダーを覗きシャッターを切る方法である。

FZ10・FZ20情報集積所 簡易スコープ(照準器)

伊達淳一のレンズが欲しいッ!


手持ちでファインダーを覗きながら、野鳥などの飛びモノを撮るのは、スポーツに通じるところがある。軽量なLEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3であれば、練習を積むことで多くの人が撮ることができるようになると思う。ただし、非力な女性には厳しいかもしれない。

35mm換算で800mmの焦点距離で、飛ぶ野鳥をファインダーで捉える。当初は、全く不可能だと思っていた。そのため、練習もしなかった。ところが、遊び半分で試しているうちに、かなり速く捉えられる様になってきた。

飛翔シーンを上手く撮るには、ファインダーで捉えるだけでなく、ある程度は捉えたまま追い続けて、シャッターを切る必要がある。そのためには、正しいカメラの構え方、振り方が必要になってくる。下記に、私流の構え方、振り方を箇条書きにまとめてみた。

〇重心を下に落とし、お臍を意識する。
〇左手でレンズを支え、脇を締める。軽く体側へ引きつける。
〇カメラの接眼部を右目の上に軽くあてる。
〇右手は軽くグリップを握る。
〇カメラを左右に振る時は、小手先で動かさない。臍を回転させてカメラを振る。
〇カメラを急速に振ると、AFが追いつかないので、ゆっくり動かす。
〇左右の目を使った両眼視を心がける。

飛翔シーンを撮るときは、心も体も興奮しやすい。呼吸が乱れたり、小手先でカメラを振りやすくなる。この結果、ピンぼけ写真を量産することになる。一つ一つ点検して、慎重に撮る習慣を身につけたい。

(掲載画像は、クリックすると横幅800ピクセルで表示されます。)

『鴨の飛翔』


『鴨の飛翔(拡大)』


『シラサギの飛翔』


『アオサギの飛翔(拡大)』




動体を撮るには、AFの設定を含めたカメラの設定も重要な要素だ。LUMIX機では、様々な撮影が出来るように、設定メニューが豊富である。この点もいろいろテストをしている段階だが、現在のところ、野鳥の飛翔シーンは、下記のような設定で撮っている。

〇AFは、AFC
〇シャッター半押しAFとしシャッター半押しレリーズはOFF
〇クイックAF、アイセンサーAFは共にOFF
〇フォーカス/レリーズ優先は、フォーカス

これは、手持ちでファインダーで捉え撮るときの設定である。当初、照準器を使って撮っていたときは、2番目のシャッター半押しレリーズをONにして、すぐにシャッターが切れるようにしていた。その方が、タイムラグが少ないので、確率が高かったと思う。

現在は、撮り方を変えたので、上記箇条書きのとおりだが、詳しくは次回に詳しく書きたい。


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