2013年3月24日日曜日

キヤノン小型一眼レフEOS Kiss X7を発表!


キヤノンは、3月21日に世界最小・最軽量の「EOS Kiss X7」を4月下旬より発売
すると発表した。これは、前回「EOS 100D」として紹介した機種である。

新しい機種名で発売するのかと思っていたが、日本では、正式にKissシリーズに
位置付けたようだ。何しろにEOS Kissはキヤノンのドル箱だから、このシリーズに
入れることで、市場への浸透を図る計算だろう。

それにしても、公表されたボディの慨寸は、116.8×90.7×69.4mm(幅x高さx奥行き)
であり、これまでのKiss X6iより、幅で16.3mm、高さで9.1mmも小さい。重量も本
体だけで370gとなっており、約28%も軽量化されている。

この大きさは、パナソニックのG5のサイズ119.9x83.2x70.8mm(幅x高さx奥行き)に
近い。また、GH3(132.9x93.4x82 mm)よりも全体が一回り小さい。

パナソニックのこの2機種は、ミラーレス一眼であり、キヤノンはこれ等のミラーレス
に大きさで対抗できる一眼レフを開発したのだ。これを見る限り、一眼レフは大きく
て重いという概念は、もう過去のものになったと言える。

しかし、問題は市場に受け入れられるかどうかである。小さくても、しっかりグリ
ップできるかどうか、写りはどうか、操作性は良いのか、などユーザーの目は厳し
い。何処かで手を抜いていれば、見破られることになる。

また、小ささへの価値は、何処まで求められているのか?と言うことが、根本の問題
としてある。単に小さいだけでは価値がないと思う。操作性や写りはもちろんのこと、
嗜好品なので所有する満足感が満たされなければならないのだ。

今、他のメーカーの一部には、単に小さいでだけは欧米で受け入れられないことから、
大きさ、質感の在り様を見直していると言う。

その意味で、Kiss X7がどれだけ人気を得るのか興味深い。キヤノンは、同時に従来
の大きさのKiss X7iも発売する。安全策なのかと思えるが、どちらが人気を得るのか
非常に面白い。売れ行きを注視してみたい。


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「菜の花と桜が咲くまち 1」

「菜々花と桜が咲くまち 2」

2013年3月17日日曜日

キヤノン小型一眼レフEOS 100Dを発表か?


数週間前より、キヤノンが小型、あるいは超小型の一眼レフを発表する
という噂が、デジカメサイトに流れている。早ければ、今週末に発表らし
い。

さて、本当か?と疑問に思うが、信憑性は高いようだ。
その情報に寄せられたユーザーの意見は、一眼レフで小型化を狙うのは
間違いだ、ミラーレスこそ小型化の手法だという意見が多い。

確かにミラー構造はスペースを必要とする。スペース高率はよくない。
本当にレフを持った構造で小型化されているのなら、どのようにして小
型化しているのか興味深い。

まさか、グリップ無しとかで小型化しているのだろうか。それならあまり意
味はない。ミラー構造の小型化が無い限り、小型化は意味がないと思う。

もし、光学ファインダーで何か画期的なシステムを創ったのなら、大歓迎
である。新しい一眼レフの流れを創ることになる。

いろいろ推測しながら、発表まで楽しみに待ちたい。


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「多摩モノレール 1」

「多摩モノレール 2」



2013年3月10日日曜日

ニコン「COOLPIX A」発表


ニコンが3月5日、ついにAPS-Cセンサーを載せたコンパクトカメラ「COOLPIX A」を発表した。

コンパクトカメラは、従来の小型センサーのものと大型センサー(1インチ以上)のものに
分けられる。大型センサーのものは、ここ数年のトレンドだ。

大型センサーのコンパクトは、すでに市場にシグマDPシリーズ、フジフイルムX100S、
キヤノンG1 X、ソニーRX100、RX1などがある。昨年は、ソニーがフルサイズセンサーの
RX1を発売し話題になった。

ニコンがこのジャンルに参入したことで、益々大型センサーのコンパクトカメラの市場が
活況になるだろう。

ただ、デジカメinfoの「COOLPIX A」の発表を掲載した投稿コメントには、レンズスペック
やデザインに対して批判的な声が結構多い。批判の原因は、レンズがF2.8なこと、デザ
インが従来のコンパクトの延長線上にあることなどにある。

たとえば、フジフイルムX100SのレンズはF2.0であり、クラシックなデザインで凝った操作
性を採用している。ソニーRX1は、デザインはコンパクトカメラのフォルムなものの、レンズ
はF2.0なのである。

まあ、批判する面々はニコンファンか。他社にスペックやデザインで勝ちたいとの思いから
なのだろう。

こうした批判があるものの、ボディはかなりコンパクトで111x64.3x40.3 mmであり、私が使っ
ているGX1(116.3x67.8x39.4 mm)より小さい。この小ささは素晴らしい。また、レンズバリアー
となっており、レンズキャップが要らないから、使い勝手が非常に良い。ポケットにも入れら
れる。

レンズをF2.8に留めたのも、小さくしてレンズバリアー構造としたかったのだろう。ニコン開発
陣が程良いバランスを追求した結果なのだ。

「COOLPIX A」の発売は今月下旬。一眼ユーザーはレンズ代わりに、あるいはサブ機として
購買意欲をそそられる。コンパクトなので、初心者も買いたくなると思う。

発売され店頭に並べば、買えないけれども、触ってみたい1台である^^;


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「ジョウビタキ雌」by:小石川後楽園

「ジョウビタキ雌」by:小石川後楽園

2013年3月6日水曜日

キヤノン ザ・ゴールドラッシュキャンペーン


キヤノンが2月21日からザ・ゴールドラッシュキャンペーンと題したキャッシュバック
キャンペーンを始めた。

内容は、2月21日から5月6日までに、キャンペーン対象のカメラやレンズを買えば、商
品によって1万円か5千円をキャッシュバックすると言うものである。

キヤノンは、ほぼ毎年この時期に、モデル末期が近づいた一眼を対象に2万円程度のキャ
ッシュバックキャンペーンをやってきた。今回のキャンペーンは、これまでと違い、対象
を広くして金額を抑えた、広く浅い取組と言えよう。

俳優の妻夫木聡がCMをやっていて「金のフォトフレーム」も当たると言うので、カメラ店
を覗いてみた。

ところが、商品棚の価格を見てガッカリ。なんと通常より価格が上がっているではないか。
まさにカメラ店が、キャンペーンで売れることを想定した値上げをしていたのである。
カメラ店の通常価格を知らないユーザーは、ついキャッシュバックの言葉に乗せられ買って
しまうだろう。嫌な商売の仕方である。

これは、昨年まで国がやっていたエコカー補助金に似ている。補助金制度が始まるまで各
販売店では10万、20万、30万と大幅な値引き合戦をやっていた。ところが、補助金が出る
となると、値引きをチャッカリ補助金に置き換えてしまったのだ。

あたかも、車メーカーが補助金を出しているかのように見せていた。結局、販売店が利益
を得て、ユーザーにとっては、あまりメリットがなかったのである。

ザ・ゴールドラッシュキャンペーンは、響きはいいが実態は、カメラ店の値上げを誘発して
いるように思える。週に何度もカメラ店を覗き、値動きを知っているので、そのカラクリ
が見えるのである。

この機会に、欲しいと思っていたEOSのLレンズがあったが、完全に引いてしまった。当分
買うのを控えようと思う。

商品はオープン価格なので、キヤノンが販売価格にまで口を出せないだろうが、ユーザー
をあまり利することになっていないことを知って欲しいと思うところだ。


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「多摩川を渡る京王線」

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