2013年11月22日金曜日

ソニー、「α7R」と「α7」に触った


11月15日に発売されたソニーのフルサイズミラーレス「α7R」と「α7」に触った。場所は、いつも
のように家電量販店である。触った第一印象を簡単にまとめてみた。

初めの印象は、思っていたより「小さい」である。触ってみるとミラーレスだからこんなものかと
思ったが、フルサイズであることを考えると実に小さい。ソニーの小型化する技術の優秀さを感
じた。




「レンズを装着したα7」


また、重さも予想よりかなり軽く感じる。フルサイズのイメージから重いだろうと思わせるのだが、
実際はかなり軽い。一眼のフルサイズと言うイメージからするととても軽い。デザインは、巷間で
はあまりよくない。特に長年カメラを使ってきたプロの受けがよくないようだ。ただ、私は悪くない
し理解できるデザインだと思う。全体のデザインはアリだと思った。

デザインで細部を見ると、もうちょっとなんとしてよと思うところもある。グリップ部分の仕上げは
レザー調なのだが他の部分が塗装仕上げである。これがそれほど高級感を感じないのだ。
レザー張りの部分を増やすと高級感が増すと思う。ただし、そうすると上位機の一眼レフに似て
くるので、ソニーはそれをあえて避けたのだろう。一眼レフとミラーレスの両方を製造するメーカー
の苦しさと言えようか。

いつも触って一番気になるのはグリップ。α7Rとα7のグリップは、いわゆる鷲づかみタイプではな
く、中指と薬指を斜めにかけるタイプなのだが、指の納まりがよく握りやすかった。鷲づかみタイプ
ではないので、大きな望遠レンズの装着には適さない。と言っても、この2機種の用途は、まち撮
りスナップだろうから、問題ない。スナップ機のグリップとしてはよく出来ていると思う。

触った第一印象の最後に、これで良いの?と思うものがあったので書いておきたい。それはシャ
ッターだ。以前からソニーのフルサイズのシャッター音は好きではないが、この2機種もまた嫌い
な音だった。変に濁った音で、一番まずいと思うのは、シャッターを切った最後にボディが振動す
ることだ。

ボディーが辺に揺れる。「ドシャーと音の後にブルブルと手に振動が伝わってくる。何度やっても
同じで、個人的には全く不快であった。以前キヤノンのEOS 40Dのシャッターも振動があると言
うので、問題になったことがあったが、個人的にはそれどころではないと思った。

このことについて気になったので、価格COMの掲示板を見てみた。そうすると、シャッター音が
よくないという意見と同時に、非常によいとする意見もあった。皆がみんな、悪いと思っているわ
けではなさそうだった。

まあ、私が触ったのは量販店の展示機なので、決めつけはできない。それぞれ感じ方は様々な
ので、関心のある方は自分の手で確かめてほしい。決めつけるつもりはない。

いずれにせよ、α7Rとα7は、フルサイズミラーレスの歴史の扉を開いたカメラである。カメラ史に
名前を残すことは間違いない。これからの売行きを含め、ユザーの意見などを注視しながら見
ていきたいと思う。


「庭園観賞」
 

「デジカメ生活を見る」

0 件のコメント:

コメントを投稿