2013年7月1日月曜日

オリンパス 「OLYMPUS PEN E-P5」に触った


6月28日、いよいよ「OLYMPUS PEN E-P5」が発売された。「PEN E-P5」は、「OM-D E-M5」
と並ぶ、オリンパスのフラッグシップ機である。早速、量販店へ行って感触を確かめてみた。

「ファインダーを装着したE-P5」















まず、見た印象は「予想より大きい」だった。たぶん電子ビューファインダーが装着されて
いたからだろうと思う。このファインダーがかなり大きく見えるのである。

手に取ってみてみて、「おお!」とちょっと感動した。中身がぎっしり詰まっている感じがしたの
だ。それだけ重さを感じているのだが、不快ではない。これは「OM-D E-M5」に触った時に感
じる上質感と同じである。

不思議なことに、ニコンやキヤノンをはじめ他のメーカーのカメラを触っても、この上質感を感
じない。オリンパスのこれ等の機種だけに感じるのである。たぶん、オリンパスは仕上げの光
沢、大きさ、見た目の質感、重量から演出される「上質感」を創造する「技」を持っているのだ
ろう。カメラメーカーの老舗なので、そうした研究がされていても可笑しくない。

「PEN E-P5」で私が最も注目しているのが最速シャッタースピードを1/8000秒にしてきたこと
である。1/8000秒は、ニコンやキヤノンでも上級機の一部にしか採用されていない。それだけ
コストもかかるし、大変なことなのである。

それがPENの大きさで実現したことは、素晴らしい進歩だと思う。このことによって、カメラが
大きく重くなったのではないかと懸念したがそれは杞憂であった。E-P3、E-P5、E-M5の大きさ
を比較すると下記のようになる。

〇PEN E-P3:122x69.1x34.3 mm(重力321グラム)
〇PEN E-P5:122.3x68.9x37.2 mm(重量366グラム)
〇OM-D E-M5:121x89.6x41.9 mm(重量373 グラム)

この中で、E-P3とE-P5の大きさを比較すると、厚さが約3mm、重量が約40グラムほど増えて
いる。たぶんこれは、1/8000秒のシャッターユニットの所為ではなく、可動式の背面液晶を使
用しているためだと思われる。つまり、「E-P5」は、ボディの大きさを変えずに1/8000秒のシャ
ッターユニットを搭載しているのである。その技術力に拍手したい。

「PEN E-P5」










この他、「E-P5」は、様々な改良がおこなわれている。ピンポイントAFの採用、操作性の向上
には特に進化があるようだ。個人的には、詳細な操作まで確認する時間がなかったものの
概要を操作するだけで、その進化を感じることができた。

量販店には、「E-P5」が数機種置かれていて、触るのに順番を待つ様な状態であったことから、
人気機種になりそうな予感がした。大ヒットした「E-M5」に続く機種になるのか、非常に興味
深い。

個人的には、パナソニックの「GX1」後継機である「GX2?かGX7?か」の発表を待っているの
で、現段階で「E-P5」を手にすることはないが、「GX1」後継機が冴えないものなら、「E-P5」を
手にすることは、大いにあり得る。


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