2013年6月2日日曜日

気になるカメラ


買うことはないけれども気になるカメラがある。おそらく写真好き、カメラ好きの人は
そんなカメラが数台あると思う。

ずばり私の場合は、現在のところフジフイルムのX100SとオリンパスのOM-D E-M5
だ。え、ライカじゃないの?と言われそうだが、私の中にライカへの憧れはない。ただ、
パナソニックが造ったライカ名のマイクロ4/3用レンズは、2本持っているが^^;

さて、2機種ともクラシックなフイルムカメラ時代のデザインをしている。よく家電量販
店のカメラ売り場に行くが、必ずどちらかに触っている。それだけ、いいな~と気にな
っているカメラと言うことになる。

フジフイルムのX100Sは、APS-Cセンサーを搭載したレンズ固定式カメラである(いわ
ゆるコンデジに分類)。最も魅かれるところは、そのデザインだ。私の記憶にある懐か
しいカメラに似ているのである。


「フジフイルム X100S」










それは、遠い昔^^;私が小学生のころ父が買ってきたカメラであった。兄の専用物の
ようになり、私自身は、ほとんど使わせてもらえなかったので憧れになったのかもし
れない。

X100Sは、今年の2月に発売されている。前モデルのX100は、2年前の3月の発売で
ある。当時、X 100の発売報道があった時、そのデザインを見て「絶対買う!」と決め、
何度も家電量販店に触りに行った。

ところが、実機は頭の中に描いていたより大きかった。寸法は126.5×74.4×53.9 mm
でも、四角いデザインなので実寸より一回り大きく見えてしまう。それで躊躇した。デ
ザインは、遠い記憶の中のカメラと大いに共鳴しても、スナップ用途で使うことを考え
る時、大きさがどうしても馴染めなかったのである。

オリンパスOM-D E-M5は、マイクロ4/3のレンズ交換できる一眼カメラで、オリンパス
のフラッグシップ機。昨年3月に発売されて、大ヒットしている。ソニー製センサーを
使い、写りの良さでマイクロ4/3のイメージを変えた。きっと、マイクロ4/3の歴史、いや
カメラ史に残る名機になるだろうと思う。



「オリンパスOM-D E-M5」












私は、このOM-D E-M5の発表があった時、そのデザインを見て、正直かなり引いて
しまった。オリンパスには、フォーサーズで確立した良い一眼レフのデザインがある
ので、その路線だと思っていた。ところが、古いフイルムカメラ時代のデザインを持っ
てきたので拒否感が出たのである。

発売後、実機を見て私は驚いた。考えが一変したのだ。かなり大きな茫洋としたイメ
ージがあったのだが、この難しいデザインの中にコンパクトに良くまとめられていたの
だ。ほど良い重さ、質感。そして持つ喜びのようなものが備わっていたのである。

私の中で一気にOM-D E-M5を買うモードへスイッチが入りかけた。いや、ほぼ完全
に入ったと言える。ただ、冷静に考える部分が残っていて、それがスイッチをOFFに
してしまった。

それは、OM-D E-M5を買ったとして、どう使うかである。私の好きなジャンルに野鳥
撮影があるが、どうみてもこれに超望遠レンズは似合わないのである。クラシックな
デザインからイメージできるものは、どうしても街撮りスナップ中心と言うことになっ
てしまう。

OM-D E-M5は、防塵防滴のカメラなので、ネイチャー系の撮影にも耐えれるように
なっている。また、カメラは本人が好きなように使えばいいのだけれども、私の場合
デザインで用途を考えるので、イメージに合わないと撮る気にならないのだ。

そう思うと、街撮りスナップには、これまで使ってきたLUMIX GF1やGX1のような
カメラがベターとなってしまうのである。

私には、道楽としてカメラを買い揃える財力がない。フジフイルムのX100Sとオリン
パスのOM-D E-M5は、そのデザインや質感、雰囲気から、大いに気になるカメラ
であり続けるだろう。買わない、買えないけれでも、良いカメラであることに間違い
ない。


「デジカメ生活を見る」


「雨のまち」

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